若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-09-01から1ヶ月間の記事一覧

待ってました!

『今日はラッキー!』をいろんな人に送ったので、いろんな人からはがきや手紙が来る。「ほめてください」と書いて送ったから、皆さんほめてくれる。うれしい。しかし、百人に送って百人がほめてくれるのはおかしい。おかしいが、まあそういうものだろう。そ…

矢島文夫『メソポタミアの春』

浮世のことを忘れさせてくれそうな題名で、つい読みたくなる。40年ほど前に書かれた「アラビア文学への招待」で、著者は、日本でアラビア文学がほとんど知られていないのを残念がっている。当時手に入ったまともなアラビア文学は七つだそうだ。『コーラン』…

快進撃!

9月に出版した私のデビュー作、『今日はラッキー!』の売れ行きが好調である。インターネットは便利なものだ。「アマゾン」で、出版社別のベストセラーランキングを見ることができる。私は、「ブイツーソリューション」という出版社から出した。「売れている…

安倍内閣発足

安倍内閣の閣僚人事について、かねてより高市早苗氏の処遇に注目していた。かねてよりといっても一昨日から注目していた。週刊誌に、安倍内閣の性格を占うカギが高市氏の処遇だと書いてあったのだ。彼女が入閣すれば、森氏の影響力が大きいということになる…

『プレジデントファミリー』

雑誌の広告。『プレジデントファミリー』というと、大統領の家族のことだと思うだろうが、あわててはいけない。『プレジデント』という雑誌の「ファミリー版」である。『プレジデント』には、会社のことが書いてあるようなので、「プレジデント」は「大統領」…

ぼくのおばさん

昨日母のいる施設に行った。母は、ここ数年車椅子にすわっているだけで、ほとんど反応がないような状態で安定している。「安定している」というのは、非常に肯定的な表現であると思えて、こういう場合に使うのはヘンかなとも思うが、ほかにいいかたもなさそ…

『ゴドーを待ちながら』

ノーベル賞作家サミュエル・ベケットの名作、不条理劇の傑作中の傑作である。もちろん私は知りません。『今日はラッキー!』を送った高校の美術部の後輩M君からはがきが来た。カタブツのM君が笑ってくれたそうでうれしかった。M君は理系の大学で教えなが…

御前献血余話

CDを作り、本を作って縁のある人たちに配る。作って配るといろんな反応が生じるのが楽しい。『今日はラッキー!』の最初にとりあげた「御前献血」の主人公、妹の友人A子さんから抗議がきた。とりあげてくれたのはいいが、なぜブラウスのことを書いてくれな…

熊野純彦『西洋哲学史:古代から中世へ』

いろんな本を読む。かなり幅広く読んでいるほうだと思うが、学者でもなく、評論家でもないのだから、もちろん弱いというか苦手な分野もないことはない。哲学は苦手な分野のひとつだ。あと弱いといえば、遺伝工学、生命科学、宇宙物理学をはじめとする自然科…

秋のファッション

朝の電車。私の定位置、ドアにもたれて本を読む。このところ毎朝私の前に立つ若い女性はおしゃれな人だ。最近特に気合が入ってると思う。秋は、おしゃれな女性にとっては思う存分実力を発揮できる季節である。彼女の化粧のポリシーは、「恐い顔にみせる」と…

台風

このところ、台風が来ない。来てほしいわけではない。子供のころはよく来たように思う。伊勢湾台風とか第二室戸台風とか、恐ろしい思いをしたものだ。九州、四国、大阪というのが台風の通り道だったはずだ。台風の道が変わったのか。自然の恐ろしさは、体験…

無安打無得点試合

中日ドラゴンズの山本投手が、阪神タイガース相手に無安打無得点試合を達成した。山本投手は41歳で、最年長での無安打無得点試合達成である。すばらしい。試合後、山本投手は記録達成を喜びながらも、まだチームのリーグ優勝、日本シリーズでの優勝という大…

大きな声

母のいる施設に行く。入居者の皆さんの症状が進んでさびしい。男性のNさん、女性のSさん、ともに80代であるが、まあ元気なほうだ。Sさんは実によくしゃべる。元気はつらつ、いきいきほがらかである。話の中身がこれほど支離滅裂でなければ、どんなにか楽…

読書感想

『今日はラッキー!』の読書感想文コンクールを開催したところ、多数の応募はない。今のところ、感想らしきものとしてはK君のものだけである。K君は、息子の小学生からの友達で、大学四年生の好青年である。先日うちに遊びに来た時、本を作ったといったら…

仏像を盗む

朝日新聞朝刊。法隆寺などから仏像十八体を盗んだ男の記事がでていた。この男が逮捕されたとき、趣味で集めているのか、売って金を稼ぐのだろうと思った。検察側の起訴状によればちがうようだ。この男は数年前からうつ病に悩んでいた。なんとかうつ病から助…

坂野潤治『明治デモクラシー』

明治二十年、農商務大臣谷干城が行政改革を訴えて受け入れられなかったため辞任している。その意見を読むと不思議な気がする。「莫大な国債を発行して、道路、鉄道などを作っているが、役立っているものは少なく、とんでもないむだづかいであるのに、役人は…

首と腰

私が診察を受けたお医者さんは、親切ていねい話好きであった。首や腰の痛みの原因は、生活パターンを聞かないとつきとめられないといって、細かい点まで聞かれた。通勤は?電車で学園前から小阪です。そしたら準急やね。電車に二、三十分ゆられるのは腰に良…

MRI

腰が痛いので、MRIで検査してもらった。私と同じような症状を訴えていた友人が、歩けなくなって入院したので心配になったからである。MRIというのは「核磁気共鳴画像法」のことである。どっちにしろ何のことかわからない。個人医院で、私は二番目だっ…

ナゾ

奈良に引っ越して十六、七年になる。朝、ずっと同じバス、同じ電車に乗っている。これはたいへん珍しいことのように思う。顔ぶれがどんどん変わる。あの人、最近見かけないなとふと気づく。今朝ふと浮かんだのは、年中大きなマスクをしていた男性だ。毎朝ホ…

反省会

きのうは、発表会後恒例のビデオ反省会であった。尊師じきじきの撮影によるビデオであるが、今回は新規購入の「デジタルハイビジョンカメラ」ということで、映像、音質とも一段と鮮明という話を聞いていたので、非常に不安であった。尊師が、「デジタルハイ…

編集者

本を作るにあたって、編集者は必要である。編集者の役目はなにか。知りません。知りませんが、とにかく冷静にきびしく文章を読んで批判してくれる人が必要だ。文章にかぎらず、そういう人は必要だと思う。「今日はラッキー!」を書きはじめたころ、家内に、…

土曜日に本が届いた。ダンボールケースで7箱。全部同じ本である。著者は「若草鹿之助」で、本のタイトルは『今日はラッキー!』。はやい話が自費出版です。(^o^)丿「今日はラッキー!」を書きはじめて、これがあるていどの量になったら本にしたいと思った。…

発表会

先日、予告編でお知らせしたように、久々にY森さん登場、堂々一週間にわたるロングランを予定していたのであるが、Y森さん本人が体調に異常をきたし、ふつうに歌ってしまったので今回の連載は急遽中止ということになりました。もちろん、これで終わるよう…

発表会終了

ヤマハの発表会は無事終了しました。まず、遠路はるばる駆けつけてくださったうえ花束まで頂いたリンダさん、U山さん、そして、遠路はるばる駆けつけてくれたけど花束はくれなかったやややさん、丑之助君、どてくん、最後に、遠路はるばる発表会が終わって…

なぜ書くのか

『鉛筆で書く奥の細道』なぜ書くのか。ボケ防止かな。読むだけより『奥の細道』がよくわかると思うが、書く気はしない。『声に出して読みたい日本語』もボケ防止かな。中学一年の時英語の先生が、「読書百遍意おのずから通ず」という言葉を教えてくれた。わ…

『鉛筆で書く奥の細道』

80万部突破!すばらしい。アイデアの勝利である。私が出版社の幹部なら、「あほか!そんなもん、売れるわけないやろが!」でおしまい。あるレコード会社の社長が、長年やってても何が売れるかまったくわからないと言ってましたが、それが商売の面白さなんで…