若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

『鉛筆で書く奥の細道』

80万部突破!
すばらしい。

イデアの勝利である。
私が出版社の幹部なら、「あほか!そんなもん、売れるわけないやろが!」でおしまい。
あるレコード会社の社長が、長年やってても何が売れるかまったくわからないと言ってましたが、それが商売の面白さなんでしょう。
社内の誰もが見向きもしなかった曲が大ヒットするかと思えば、ヒット曲連発中の歌手と作曲家と作詞家を組み合わせて大宣伝をした曲がこけたり、むつかしいものですね。

『鉛筆で書く奥の細道』、特に害があるとは思えないのでいいんじゃないでしょうか。
80万人のうち、全部書くのは100人ほどかな。
10万人は宣伝につられて買ったもののまったく書かない。
70万人が、1ページから5ページくらい書いて投げ出しているのではないかと邪推する。

『声に出して読みたい日本語』もそんなもんですよ。
全部声に出して読んだ人は100人ほどで、全然声に出して読まなかった人は10万人、二、三ページ読んだだけの人がほとんどだと邪推する。

「邪推の鹿之助」の本領発揮だ。
私は、「奈良県邪推界のプリンス」といわれてます。
斎藤君が「ハンカチ王子」なら、私は「邪推皇子」。
「じゃすいのみこ」と読むんですよ。

奥の細道』の成功で気をよくして、『徒然草』も発売。
敬老の日のプレゼントに最適」だそうです。
「愛蔵版」というのがあって、これには鉛筆、消しゴム、下敷き、鉛筆削りがついている。
いたれりつくせりである。

声を出すのもしんどいけど、書くのもしんどいんですよね。

そんなあなたに若草鹿之助商店出版事業部から近日発売。
ワープロで打つ奥の細道の近道』

第二弾は、『コピーですませる写経シリーズ』

コピーした般若心経は、ファックスで薬師寺の「コピー写経事業部」に送ってください。
合掌。