例年通り、昨日今日は「箱根駅伝」だ。
テレビを見ていると、気になるコマーシャルがある。
かなり以前から流している、「ソニー生命」のコマーシャルだ。
私くらいの年齢の男が二人、庭のテーブルでゆったりと語り合っている。
年は私と似ているが、私と違って二人ともいかにもシブイ。
「激シブ」だ。
私の友人に、こんなシブイ男はいない。
どこから見つけてきたのだ。
長い付き合いの信頼しあった二人が、静かで落ち着いた一時を過ごしているという映像だ。
いい感じだ。
そこに文字が現れる。
「このうちの一人は、ソニー生命のライフプランナーです」
ぶちこわしだ。
くさい!
チンドンヤに、「♪はあ〜!ソニー生命良い会社!あ、ソレッ!」と歌わせる方がマシだ。
若草鹿之助商店広告宣伝事業部から改良案を提出したい。
映像はまったく同じものを使うので、カネはかかりません。
文字を少し付け加えるだけです。
「このうちの一人は、ソニー生命のライフプランナーです。
もう一人は、日本生命のライフプランナーです」
お互い信頼しあって相談しているナ、ということがわかる。
一度に二社の宣伝ができる。
ソニー生命が今まで二千万円払っているとすると、これなら千五百万円でよろしい。
五百万円おトクだ。
日本生命からも千五百万円もらうので、広告代理店は、千万円おトクだ。
ソニー生命も日本生命も広告代理店もハッピーだ。
幸せを売る若草鹿之助商店を今年もヨロシク。