若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

新春初夢対談:紀宮様大いに語る2

「ありがとうございます。私のキャリアを活かせるご提案だと高く評価いたします。で、条件は?」
「は、契約金二千万をご用意いたしておりますが」
「まあまあですね」
「と申しますと他からも?」
「それはまあ、いろいろと」
「契約金額としては」
「具体的な数字は控えさせていただきますが、まあ、にっきゅっぱというあたりが」
「にっきゅっぱ!十分具体的ですがナ」

「もちろん、金額にこだわるわけではなく、お仕事の内容が第一でございます。そちらのお話ですと、私のほうからも色々ご提案できるかと思います。これまで海外にも度々参っておりますので、『海外バードウオッチング』などはいかがでしょう。客単価も上がると思いますし」
「恐れ入ります。お姫様育ちと思っておりましたが、なかなかどうしてしっかりしておられますなー」
「民間のお嬢さんと違って、皇室の女は二千年の間、様々な権力争いの中を生き抜いてきたのです。現に、私のひいひいひいひいひいひいおばあ様は毒殺されかかり、そのまたひいひいひいひいひいおばあ様は呪い殺されたと言うことでございますから」
「なんと!ひいひいひいひいひいおばあ様が毒殺!」
「ちがいます。ひいひいひいひいひいひいひいおばあさまです」
「では、ひいひいひい・・・」
「もうよろしい。ウケねらいでくどくなるのがあなたの悪い癖です」
「失礼しました。以後気をつけます。しかしさすがでございますなー。ウチなんか、爺さんが富山から出てきたということくらいしかわかっておりません」
「いえいえ、ウチも似たようなもので、神武のおじい様が九州から出てきた以前のことはよくわからないんです。お宅様も立派なものでございます」
「おそれいります。いやー、如才ないですなー。その気配りと上品な人当たりのよさ!一般社会でも大成功間違いなし!大いに期待しております」
「ありがとうございます。今年はトリ年。私も年女。長年鳥類を研究してきた成果を生かして、大いに羽ばたきます!」
「えーかげんにしなさい!」
「ほんとにネッ!」