若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

田宮二郎版「白い巨塔」

さっきテレビをつけたら昔の「白い巨塔」をやっていた。25年前のシリーズだが古い感じはしなかったし、役者はこっちの方が上のように思った。東教授のお嬢さんは、25年前も今回同様うそ臭い。こういう「お嬢様」は25年前から存在しなかったということなのか、ある…

自業自得

イラクで武装グループにつかまった人が殺されたという「誤報」が流れた。「自業自得だ」という人がいる。私は、「自業自得」は、当人や親兄弟が使う言葉だと思う。「サメ出現。遊泳禁止」の海で泳いで、サメに襲われて死んだ人やその親が、「自業自得です」と言う…

非難の電話

イラクで武装グループに捕まった日本人男性の家に、非難の電話が相次いでいる、と新聞に書いてあった。そうかな。非難しているのかな。こういうときすぐ電話をする人たちは、考え深くない。考えてると電話なんかできない。この人たちは「腹たて」なのだと思…

因果な商売

朝刊の写真。新潟で土砂崩れに巻き込まれて奇跡的に助かった男の子と、亡くなったお母さん、今なお捜索が続けられている女の子の写真だ。新聞でこういう写真を見ると、昔読んだ新聞記者の話を思い出す。その記者は社会部だったので、事件や事故の被害者の家…

別れさせ工作

「テレビドラマでおなじみの」と言われても、私は知りませんが、「別れさせ工作」と言うのがあるらしい。探偵社の宣伝を見て驚いた。たとえば、夫が浮気しているとする。奥さんがその探偵社に「別れさせ工作」を依頼する。探偵社は夫の浮気相手の女性を調べ…

夫婦の会話

夫婦の会話は、結婚生活が長くなるにつれて少なくなる傾向がある。特に夫がしゃべらなくなる。一昔前に言われた、「メシ」「風呂」「寝る」がその典型である。しかし、えらそうに威張っていられただけましだったのである。最近では、リストラや長時間労働な…

山古志村

地震で大きな被害が出た新潟県山古志村が、朝日新聞の「天声人語」で取り上げられていた。村は有数の豪雪地帯にあり、昔から冬になると交通が途絶した。昭和7年、村人たちがトンネルを掘る決意をする。貧しく、人手もない小さな村の人たちが、冬の農閑期の間…

ヨハネの福音書について

昨日、田川建三さんの、ヨハネの福音書についての講義を聞きに行った。連続講義で、始まったばかりである。私は聖書を読んだことがない。家内について行ったのである。田川さんは、戦闘的聖書学者だ。「いーかげんなことは許さん!ぜーったい許さん!」という感…

熊にドングリをプレゼント

今年は台風の被害が多い。熊の被害も多い。これには関連があるそうだ。台風で山の木の実が落ちて食べられないので、熊が人里へ出てくると書いてあった。そこで、山にドングリをまいてやろうと考えた人がいる。「熊にドングリをプレゼント」これを読んだ時、「熊に…

台風の名前

台風23号上陸かというとき、「さるさる日記」で、「今度の台風の名前は『とかげ』です」と書いてる人がいた。私は、この人は自分で台風に名前をつけて一人で楽しんでるのか、ヘンな趣味の人もいるもんだと不気味に思った。そうではなかった。国際的に決めら…

台風

今年は台風が多い。どういうのを「台風」と呼ぶのだろうかと、インターネットで調べた。気圧は関係なく、風力で決めるようだ。気象庁の「風力階級」で「8」以上だと「台風」。「風力階級」とは何か。またインターネットだ。19世紀のイギリス海軍の提督ビュフ…

民主党のホープ

昨日の帰り、駅のベンチでボーっとしていた。高校生の男の子三人組が輪になるように立ってワイワイ言っている。一人が、プラスチックの皿に入った焼きそばを食べている。少し食べて、隣の子に回す。その子は少し食べると、また隣の子に回した。おしゃべりし…

Xジャパンからビートルズへ

しみじみとしていた私に尊師が言われた。「K原君に、曲変えるよう電話してもらえますか」?私が?私がいつからK原君担当に?首をひねりつつ、はっと気がついた。尊師はK原君をもてあまして、と言うと語弊があるが、扱いかねてと言うよりもっと穏当な言葉…

「サイレントジェラシー」、謹んでご辞退

11月の発表会で地獄の狂獣K原君が歌いたいという、Xジャパンの「サイレントジェラシー」は私にはとても弾けないことが判明したので、謹んでご辞退申し上げることにした。問題は、尊師に辞退を認めてもらえるかどうかだ。尊師の辞書に、「弾けない」とい…

所変われば葬式も変わる

昨日は、横浜の叔父の葬儀に参列した。三十数年前、私が初めて横浜に行ったとき、驚いたのは町で見かけた葬式であった。パチンコ屋の開店祝いみたいな花輪が飾ってあった。なんじゃこれは!?さすが関東、文化果つる所だと思った。何年か前、富山でも驚いた。焼…

再三の離婚の危機に立ち会って

横浜の叔父が亡くなった。母の弟である。母の父親は厳格な人で、子供は皆固いが、この叔父はくだけたところがあった。母がすっかりぼけてからのことだが、突如「おさむ!」と、こわい顔で叔父の名前を呼んだことがある。やんちゃな弟だったのだろう。母は、…

「主君『押込』の構造」を読む

笠谷和比古さんのこの本は、「近世大名と家臣団」の関係について考察したものである。「押込」というのは、家老などの重臣たちが、殿様を強制的に隠居させて、新しい殿様を立てることだ。こういう目にあう殿様は、「バカ殿」だと思うだろう。吉原で遊び狂う…

校則違反だ!

朝、私が降りる駅でよく見かける女の子がいる。小学生の頃から見かけた子で、今は高校生だと思う。この駅から乗って、学校へ行くようだ。成長の障害があるのだろう、背が極端に低くて、私の腰くらいまでしかない。目も悪いようで、かなり度のきつそうなメガ…

プレーオフ

野球に興味はない。今年はダイエーが優勝したのか、と思ってたら、プレーオフで西武が優勝?これはいったいなんですか。ゴルフで同点の人が決戦を行う「プレーオフ」はわかる。大リーグで、各地区の優勝チームが決戦を行う「プレーオフ」もわかる。パリーグ…

ヘンなのはお経ではなく私たちか

通夜に続き、昨日の葬儀もテノールのグレゴリア聖歌風お経であった。ヘンな感じだ。ヘンと言えば、モダンな葬祭式場で行われた葬儀そのものがヘンだ。祭壇の飾りつけがヘンだ。カーネーションやバラやランなど、「仏様の花」と言うより、「不思議なフラワーアレ…

お通夜のお経はヘンだった

伯母が亡くなった。私の伯父(母の兄)の奥さん。この数年、要介護状態だった。伯父は、戦前満州鉄道の要職にあったが、敗戦と同時にソ連軍に捕らえられシベリアに送られた。敗戦の混乱の中で、妻は満州で幼い息子二人を残して亡くなる。息子達は、祖母が命か…

サイレントジェラシー

11月の発表会で弾く曲が決まった。1曲は、私にとって三度目の「ホテルカリフォルニア」ボーカルのTAKAちゃんが、合宿の出来に満足せず、再挑戦するのである。私は、三度目、半年間弾き続けたのだから、今度こそ、それなりに弾きたいものだ。2曲目は、地獄の…

大量破壊兵器、存在せよ!パート2

イラクの大量破壊兵器に関する米国調査団のチャールス・ドルファー団長(中央情報局特別顧問)が、イラクに大量破壊兵器は存在しないという最終報告を発表した。大量破壊兵器はあるに違いないと信ずる、正義と自由と民主主義とを愛する世界人民のかすかな望…

留守番犬ロボット

朝刊で、ソニーのロボット犬「アイボ」の新型が紹介されていた。愛玩犬として人気の「アイボ」に、新しい機能が付け加わって実用的な「留守番犬」として売り出すと言うのだ。最近、「ロボットも実用型の時代」というような記事を見かける。「見て楽しむ」と…

いかがわしい歓送会パート2

高校時代の友人、O君からメール。「去年と同じ所で飲もう」これだけでは訳がわからんが、O君は訳のわからん男なので仕方がない。去年彼が石垣島に行くと言って、ムリヤリ歓送会をやらされたことがある。(10/1「いかがわしい歓送会」)彼は、冬の間は石垣…

雨が降ります

雨がしとしと降っている。雨が降ります雨が降る遊びに行きたし傘はなし紅緒のかっこも緒が切れた子供のころ、一番嫌いだった歌だ。インインメツメツたる歌だ。子供にとっては雨が降るだけでもいやなものだ。おまけに傘がない。その上下駄の鼻緒が切れてしま…

さようなら、まっくろけ三人娘

朝の駅で、毎日のように見かける女子高生の三人組がいる。私学の制服を着て、大きなバッグを肩からさげて、三人とも見事に日に焼けてまっくろけだ。運動部にはちがいないが、三人とも、そう身体も大きくなく、ごつくもない。見たとたんうれしくなって笑い出…

曽野綾子さんにがっかり

土曜の朝刊の、「私の視点」欄に、曽野綾子さんの写真を見つけてうれしくなった。曽野さんの文章が載っているのだ。曽野さんの文章は、私の神経を逆なですることが多い。私は、神経を逆なでされるのが好きなのだ。喜んで題を見てがっかりした。「イラク戦争:…

朝のホームで

土曜の電車はすいている。座ってボーっとしていた。次の駅について、ふと気づくと、乗ってきた女性が背中をこちらに向けて、上体を少しひねってホームを見やっている。髪の毛を束ねた、黒っぽいスーツの女性だ。ホームに恋人でもいるのだろうか。こちらを向…

ギターを弾くのは苦しい

合宿の発表会のビデオを見る。発表会のビデオを見るのはいやなものだ。弾いている時は、ヘンな音を出しても、ドラムの音や歌声にまぎれて気づかれないのではないかと思うが、ビデオでは、ヘンな音に限って「はっきりくっきり」記録されているからだ。それと…