若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

山古志村

地震で大きな被害が出た新潟県山古志村が、朝日新聞の「天声人語」で取り上げられていた。

村は有数の豪雪地帯にあり、昔から冬になると交通が途絶した。
昭和7年、村人たちがトンネルを掘る決意をする。
貧しく、人手もない小さな村の人たちが、冬の農閑期の間だけ、自分たちでツルハシを振るって掘ろうというのである。

反対する人たちもいたらしいが、昭和8年から掘りはじめた。
戦争のため、昭和18年から22年まで工事は中断していたが、昭和24年に完成した。
全長920メートルで、人力によるトンネルとしては日本最長だそうだ。

車がやっと通れるほどの大きさだったが、1998年に新しいトンネルができて閉鎖されるまで立派にその役目を果たしたようだ。
このトンネルは、結構有名なトンネルだったようで、インターネットでもたくさん取り上げられている。

地震で脱線した新幹線の乗客が百数十人で、一両目には一人しか乗っていなかったと聞いたとき驚いたが、トンネルの話を知ると、新幹線も地域の人から見ると、「トンネル」なのかなと思った。
田中角栄という人は、ツルハシを振るう村人の代表みたいなところがあったのだろう。

トンネルはツルハシでできるが、新幹線はそうは行かないのが難しいところだ。

新幹線の地震対策として採用されているのが、「早期地震検知警報システム:ユレダス」という。

私どもに多数お問い合わせいただいておりますが、「ユレダス」は、若草鹿之助商店の製品ではありません。
「システムアンドデータリサーチ社」の製品です。
「ユレダス」とは、「Urgent Eathquake・・・」つまり、「早期地震検知警報システム」の頭文字であって、決して語呂合わせやダジャレではありません。
と思います。

「ユレダス」という名前では、「警告を発する」という緊迫感に欠けるので、若草鹿之助商店ネーミング事業部では、システムアンドデータリサーチ社様に対し、「ユレマッセ!」という名前をご提案しています。
何の頭文字ということにするかは考え中です。