2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「危険物取扱者」保安講習に行った。私は危険物を取り扱っている。エレキギターやY森さんのことではない。もう少し危険度の低いものである。「危険物取扱者」の資格を取ると、三年に一度講習を受けなければならない。非常によい制度であるともいえるし、無…
ギターを買った。二本目のギターだ。これまでにギターをほしいと思うことはあったが買わなかった。一本のギターもろくに弾きこなしていないのに買っても仕方がない。見て楽しむ趣味はない。今回買う気になったのは、発表会でベンチャーズの「10番街の殺人」…
車で移動中に見かけた看板。小さな中古車販売店の、ペンキで書いたヘタな字の看板である。「夜間立ち入り禁止!」字がヘタなだけに切実な叫びだと感じられる。一枚だけではなく、「夜間立ち入り禁止!」の看板が三枚並んでいる。相当はげしく夜間に立ち入ら…
朝日新聞「天声人語」で「詩」が紹介されていた。三歳児が言ったことを母親が書きとめたものだ。「あのねママ ボクどうして生まれてきたか知ってる? ボクね ママに会いたくて 生まれてきたんだよ」じつにおごそかな言葉である。なぜこの世に生まれてきたの…
久しぶりでみっちりギターを弾いた。2月に首の激痛に襲われてから、一ヶ月ギターをさわらなかった。ギターも首の痛みと関係ありそうに思ったからだ。恐る恐る再開したが、やはりギターを弾くと首が引きつる感じがする。以前はほぼ毎日ギターをさわっていたが…
9月のヤマハの発表会で、ベンチャーズの「10番街の殺人」を弾こうと思う。私にとっては重大な決心である。高校の時、ベンチャーズによってエレキギターサウンドの洗礼を受けた。十数年前エレキギターを習い始める時、「半年ほど習ってベンチャーズの曲を1曲…
こういう事件があるたびA君を思い出す。次女と幼稚園と小学校がいっしょだった子だ。幼稚園のころ娘はA君を「悪い子」と言っていた。突然たたいたり突き飛ばしたりする。母親がとんでもない教育ママで、幼稚園に入る前から塾に通わせていた。それはだけな…
「最近Y森さんが登場しないのでさびしい」というメールが何通か来ている。固定ファンをつかんでいるようだ。別に私はY森さんをサカナにして、あることないこと面白おかしく書こうという気はないので、自然に登場すべきときには登場していただくというだけ…
60回目の誕生日である。誕生日と「父の日」が近いので、例年この時期妻子からの激しいプレゼント攻勢にさらされる私です。さて、空襲の後片付けもまだすまぬ大阪は天王寺の聖バルナバ病院の産室で、昭和21年6月20日、おぎゃあと一声生まれでたのは若草鹿之助…
子供のころ、デパートの大食堂でざるそばのあとアイスクリームを食べるのが最高の幸せだった。金属の器に丸いアイスクリームとウエハースが乗っている。私と同じように、子供たちは大食堂でアイスクリームを楽しんでいた。いつごろからか、不思議なものを食…
著者はイギリスの大学で日本の教育について教えていた人で、三人の息子がイギリスの学校で学んだ。日英両国の教育が違うのは世の中の成り立ちが違うからだということがわかって楽しい。著者の息子が通う学校で、教科担当教師と親の面談があった。講堂に各教…
朝の駅で、最近は女子高生二人組とならんで電車を待つ。はででにぎやかな子と、はででもにぎやかでもない子だ。はででもにぎやかでもない子が、地味でしとやかであるとは思わない。はででない子が先に待っていて、そこにはでなほうの子がどたばたと走ってき…
国語の時間に何を習ったかほとんど忘れている中で、中学のとき熊谷先生が教えてくれた呪文だけははっきり覚えている。「トンカツ食ったらうまかろう。うまい。うまいけれども金がない」呪文は覚えているのであるが、どこで使うのかを忘れた。「活用形」の呪…
テレビで、「世界食材紀行」という番組を見た。オランダのチーズを取り上げていた。ぼんやりと知っている程度だ。オランダには58種類のチーズがあるそうだ。種類といっても、中にいろんなものが入っているということだろう。出てくるチーズが皆大きい。子供…
フォーク歌手のなぎら健壱さんが、朝日新聞で怒っている。以前友人と行った飲み屋の話だ。はじめての店だったが、入るなり女将に嫌な顔をされた。注文の料理を持ってくるときも嫌な顔だった。後から来るネクタイを締めたサラリーマン風のなじみ客には、「い…
昨日の帰り、バス停でのこと。バスを待っていると後に若いお母さんと幼稚園くらいの女の子が並んだ。女の子がベンチを指して、「すわってていい?」と聞いた。「いいよ」女の子は少し離れたベンチに座った。しばらくしてお母さんが女の子を呼んだ。女の子が…
太平洋戦争中、一般国民の言動を取り締まる「特別高等警察」が集めた「不適切な言葉」は今読むと楽しい。「口から出まかせ」の言葉が飛び交っている。インターネットみたいだ。もちろん、まっとうな言葉もある。戦争が始まってすぐ、ある靴職人がつかまった…
画家の和田義彦さんの作品が、イタリア人画家アルベルト・スギ氏の絵の盗作だと問題になっている。問題にならない盗作はたくさんあると思う。私も問題にならなかった。小学三年か四年のときだ。父がとっていた野球雑誌(『野球界』だったと思う)に読者投稿…
小学校から英語を教えようという動きに対して、日本語教育こそ重要だという意見がある。小学生の脳は、英語を入れるくらいの余裕はありそうだと思うが、義務教育ですべきかどうかはよくわからん。慎重に検討したいと思うが、そんな悠長なことを言ってられる…
朝日新聞に、「にぎやかなお通夜」を詠んだ短歌が紹介されていた。「他人の死」はあくまで「他人の死」だから、よほど若い人が亡くなったのでない限り、お通夜も葬式も涙一色ではない。大阪に住んでいたとき、向かいのKさんのおばあさんが亡くなった。Kさ…
某金融機関の人と話していたら、「ウチの支店長、運転免許持ってないんです」と言ったので驚いた。「えー!それは珍しい!」「・・・イヤ・・・若草さんみたいにケータイ持ってないほうが珍しいでしょ」「なぬ!?そんなことはない!免許を持ってないほうが…