若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

「10番街の殺人」を練習する

久しぶりでみっちりギターを弾いた。

2月に首の激痛に襲われてから、一ヶ月ギターをさわらなかった。
ギターも首の痛みと関係ありそうに思ったからだ。

恐る恐る再開したが、やはりギターを弾くと首が引きつる感じがする。
以前はほぼ毎日ギターをさわっていたが、一日おきにした。
恐ろしいもので、曲を覚える速度ががっく〜んと落ちた。

「10番街の殺人」を弾くのに首のことはかまってられない。
9月まで毎日練習だ。

私は、発表会まで二ヶ月間毎日弾き続けると何とか格好がつく。
曲が身につくのではない。
発表会がすむと一週間でほとんど完全に忘れる。
「一時記憶」というやつですね。

次女が2歳くらいのとき、家内がスモークサーモンの皿を渡して、「おじいちゃんに持って行って。『スモークサーモンです』って」。
次女はうやうやしく皿を捧げ持って、「スモークサーモン、スモークサーモン」とつぶやきながら運んで行った。

私も発表会まで「スモークサーモン、スモークサーモン」とぶつぶつ言い続けているみたいなものだ。
2歳児なみですね。

ギターを習い始めて「若さってすばらしい!」と強く感じた。
習い始めたとき、中学二年生三人といっしょのクラスだった。
彼らの覚えの早さに感心した。
レッスン中、彼らにまったくついていけず、「これがいわゆる落ちこぼれか!」と納得した。

三人は高校に入ってやめた。
かわりにまた中学生K君が入ってきた。
おとなしそうなぽっちゃりした男の子だ。
話を聞くと次女といっしょの中学だった。
娘の名前を言ったら驚いて、いっしょのクラスだと言う。

「ボクがエレキ習ってること内緒にしてください!」

娘に言ったら意外だったようで大変驚いた。
翌日、彼にこっそり私から聞いたと言った。

「皆には黙ってて!言ったらキミのお父さんが習ってることも言うぞ!」

脅迫のネタになるのか?

K君はすぐ2台めのギターを買ってもらい、エフェクターも買ってもらい、お母さんに送り迎えしてもらっていたが、ウチの親は理解がないんですとこぼしていた。
理解ある親を目指すのはやめようと思った。

K君が習いだして二年目の夏休みがすんだ頃。
教室に行くと誰かが弾くギターが聞こえてきた。
うまい!
誰だろうと思って入ったらK君だった。(-_-;)

夏休みに勉強もせずギターばっかり弾いてたらダメだと言いたかった。