若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2004-04-01から1ヶ月間の記事一覧

百人一首

季節外れの話題のようだが、母のいる施設でのことなので、そこでは、時間が極めてゆっくり流れていると言うか、止まっているというか、渦巻いていると言うか、逆流していると言うか、季節はあるようなないような感じなのである。それだけに、施設の側では季…

「雪の降る街を」

幼稚園時代で強く印象に残っていることはあまりない。私が通っていたのは、某女子大学の附属幼稚園だった。川を挟んで、大学と幼稚園があった。私たちが一期生の、出来たばかりの幼稚園で、初めて行った時塗料の匂いがいい臭いだと思った。幼稚園に行く途中にY…

ちゃん

「○○ちゃん」と呼んだり呼ばれたりするのはいい感じだ。以前住んでいた地域は、「ムラ」的雰囲気がかすかに残っていて、爺さん達が互いに「ちゃん」付けで呼ぶのがほほえましかった。最近駅にできたパン屋で、息子と幼稚園でいっしょだったA子ちゃんがアルバ…

選ばれた人

選挙で選ばれた人ではない。「エリート」です。「エリート」と言うのは誰に選ばれたんでしょうか。よくわからん言葉だ。私はエリートだろうか。あなたはエリートですか。新聞に、「結婚相談所」の広告が出ていた。「少し選ばれた方のための○○結婚相談所」これ…

かわいい人形

朝のバスで。はじめてみる親子連れだ。お父さんと私学の中学の制服を着た女の子。いかにも、こないだまで小学生でした、という感じのかわいい女の子だ。お父さんはふつうのサラリーマン風の人だが、「娘と出勤する父親」特有のニコニコ顔である。駅前で降りて…

大和文華館に行く

大和文華館は家から歩いて行ける。庭も広くて、四季折々の楽しみもあるから、よく行くかというとそうでもない。今日は久しぶりに、「江戸時代の絵画展」を見に行った。国宝「婦女遊楽図屏風」と、重要文化財、尾形光琳「中村蔵之助象」などが展示されていた。…

日米同盟

日米同盟が大事だという話でYさんを思い出した。私が大学入試の時泊めてもらった家のご主人である。40才くらいだったと思うが、海軍で戦闘機に乗っていたと話された。そう言われると、何となく「武人」らしい風貌だと思った。たまたま日米安全保障条約の話になっ…

不老長寿の会

車に乗って交差点で信号待ち。工場や商店、倉庫などが建ち並んだごみごみした交差点だ。そのうちの倉庫とも民家ともつかぬ小さな建物の壁が、どぎつい黄色のペンキで全面塗りつぶしてある。そして、これまたどぎつい赤いペンキで字が書いてある。最上段にで…

ボクの写真を見てください

時々新聞に、読者から寄せられた赤ちゃんの写真が出ている。見せたい気持ちは分かる。ある人が、知り合いの赤ちゃんを見て「かわいいねー」とほめたら「待って、写真はもっとかわいいんだから」といわれたという話がある。数年前友人と飲んだ時、子供の写真を…

えらくない人

「えらい人」で思い出すのは、何年か前、亡くなった伯母の土地の測量に立ち会ったときのことだ。役所の図面と現状がかなり違うので、今の内に測量しなおそうということになったのである。伯母は、大阪近郊とはいえ、「ムラ」的雰囲気が非常に濃厚な地域に住ん…

えらい人

世の中にはたくさんの「えらい人」、「立派な人」はいるのであろうが、なかなか身近に見ることは少ない。立派なことをしても、片方で立派でないことをする場合もあるから、単純に「えらい人だ」と思うことは難しい。私が単純に「えらい!」と思うのは、朝、会社の近…

年上の女

新聞によれば「平城宮跡結婚式」のお二人は、新婦の方が年上である。統計をとればどうなるのか知らないが、年上の奥さんが増えているように思う。「年上の女」というのは、「意味」+「雰囲気」のある言葉だ。外国語でもそうなのか。息子が「年上の女」を意識し…

平城宮跡で結婚式

昨日今日と非常に良い天気で汗ばむくらいだ。昨日は母のいる施設に行った。久しぶりで屋上に上がった。春や秋の天気の良い日に屋上に出ると若草山まで見渡せて気持ちがいい。屋上で爽やかな風に吹かれて車椅子の無言の母を見ていると、いつも淋しい気がする。部…

男はこわいのか

駅で電車を待っていた。電車が着いたので近づくと、松葉杖の若い女性が見えた。降りるようだ。ドアが開くと、まず松葉杖が出てきて、包帯をぐるぐる巻いた足が出てきた。慣れないようでもたついている。そのまま行くかと思ったら、電車の中を見て「早くしな…

紳士

昨日、家内が電車で席を譲られたそうだ。電車に乗ったら、40歳くらいの男性がさっと席を立って、「どうぞ」と言ったので驚いた。まだそんな年には見えないはずだと思いながら「結構です」と言ったが、男性は立ってしまったので、座ってから礼を言ったら、「女性…

コレクター

物を集める趣味がないので、集める人は変わった人だと思ってしまう。変わった人がいるのは楽しい。先日読んだ「レンブラントでダーツ遊びとは」という本にも、コレクターが出てくる。1999年に、イギリスの絵のコレクターが、「私が一生懸命金を稼いだのは貧乏…

一気飲みでなくても酒は恐い

この季節になると、「一気飲みはやめましょう」というような広告を見かける。父は毎日二合の晩酌を楽しんだ。飲んでも変わることはなかったので、私は酒の恐ろしさを知らなかった。私が酒の恐ろしさのようなものを感じたのは、小学5、6年の頃だ。父の仕事の関…

水盃

イラクの日本人人質がまだ解放されない。この件についていろんなことが言われている。子供を危険な地域に生かせた親が悪いという意見がある。危険を承知でしたいことをやらせてやればいいと言う意見もある。国に迷惑をかけるなと言う意見もある。海外旅行し…

古代インド哲学の三学派

電車で高校生達がよく勉強している。以前、女子高生が開いているノートに「古代インド哲学の三学派」と書いてあるのを見て感心した。その時、「三学派」の名前を覚えたのだけれど、すぐ忘れてしまった。二十年以上前、高校三年生M君の英語をごく短期間見た…

「レンブラント」でダーツ遊びとは

これは、本の題名である。著者はカリフォルニア大学教授ジョセフ・サセックス。レンブラントの絵を所有している人が、その絵をダーツの的にしても法的に罰することはできないが、それでいいいのか。かつて、英国下院は、ウインストン・チャーチルの80歳を祝って…

三邦人人質:2

救出作戦に誰があたるか。外務大臣、副大臣、官房長官、全員顔でダメだ。なめられる。私は、首相と外務省に、過去の経緯は水に流して、鈴木宗男氏を起用することを提案する。あの顔なら大丈夫だ。鈴木氏に武装グループとの交渉を一任する。彼は、ODA利権で培…

三邦人人質:1

家内に、昨日のインディアンの話は前にも書いていると言われた。そうだったか。家内の責任だ。昨日の朝、私は家内に、「イラクの人質のことを茶化して書いたらダメよ」と釘をさされたのだ。お見通しではないか。家内の釘の威力はすごい。子供が小さかった頃、私が…

アメリカインディアンの知恵

昨日の朝日新聞「天声人語」で、「アメリカインディアンの知恵に学べ」みたいなことを書いている。「物事は、すべて関係しあっている」「何かを決めるときは、七代先のことまで考えなければならない」これのどこがアメリカインディアンの知恵なのか。「隣の…

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今日のタイトルは、「シャープ記号が六つ」という意味だ。昨日はギターのレッスン。昔のアメリカンポップスが好きなYさんが、今度はニール・セダカの「小さな悪魔」を歌いたいというので、いつものように私が伴奏を打ち込んだ。Yさんが入れ歯を気にしなが…

ホームレスホーム

「ホームレスホーム」というのはヘンな言葉だと思うが、実際に使われているらしい。「ホームレスの人を一時的に住まわせる家」を言う場合もあるようだし、ビニールシートのテントを指す事もあるようだ。友人のS君から封筒が届いた。何かと思ったら、パンフ…

草鹿家文庫

今日は朝から掲示板でヒマ人の相手をするのに忙しかった。世の中にはヒマな人もいるものだと感心する。忙しい仕事の合間をぬって相手をするこちらの身にもなってほしい。これではまるで介護士みたいなものだ。母は要介護老人施設でお世話になっている。痴呆…

恋とはどんなものかしら

次女の高校時代の友達のA子さんが結婚するそうだ。次女は、高校は音楽科に行った。発表会はよく聞きに行ったので、次女の友達は記憶に残っている子が多い。声楽科だったA子さんのこともはっきり覚えている。彼女は、ある発表会で「フィガロの結婚」の「恋…

南無大師金剛遍照

母のいる施設に行く。広間のテーブルに習字用の半紙が置いてあった。「桜の庭」「春の小川」何枚も書いてある。署名を見ると、あの凄まじい握力の怪力女性、舌をべろんと出してヨタヨタ歩くYさんだ。ボケる前は、かなりの達筆であったようだ。「千鶴子」「ちづ子…

ぱんたこうか

昼、電車に乗っていると車内放送。「お客様にお知らせいたします」行楽地の案内だろうと聞き流していたので、言葉は聞こえているが、内容が頭に入らなかった。「この先で、架線に風船のひもが巻き付いておりますので、安全のため一時パンタ降下いたします。電気…

姉と妹

春休みになって、朝の駅で家族連れや、友達同士で遊びに行くグループを見かける。中学生や高校生が集まってワイワイしゃべっているのは本当に楽しそうだ。今朝見かけたのは、母親と姉妹だ。姉は高校生くらいで、妹の方は小学生だ。いつも不思議に思うが、姉…