若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

平城宮跡で結婚式

昨日今日と非常に良い天気で汗ばむくらいだ。

昨日は母のいる施設に行った。
久しぶりで屋上に上がった。
春や秋の天気の良い日に屋上に出ると若草山まで見渡せて気持ちがいい。

屋上で爽やかな風に吹かれて車椅子の無言の母を見ていると、いつも淋しい気がする。
部屋で見ているより淋しい気がするのはなぜだろうか。

朝刊に、昨日平城宮跡で初めて結婚式が行われたという記事。

変わった式を挙げたいと思う人はいるようで、いろんな式がある。
先日新聞で紹介されていたのも変わっている。

奈良の「あしびの郷」というレストランでは、建設機械であるショベルカーを用意している。
希望すれば新郎がショベルカーを運転して、ショベル部分に新婦を乗せて入場できるという事だ。
誰が希望するのか。

この式を挙げた人は、離婚する時は、奥さんが運転して旦那をショベルに乗せて捨てに行くそうだ。

平城宮跡で式を挙げた二人は、「歴史に縁のある場所で結婚式を挙げたい」と思っていた。
そこで、結婚式の会社が平城宮跡の利用を文化庁に申し込んでみたら、「関西元気文化圏参加事業」というなんだかわけのわからん事業として認められて実現したそうだ。

朱雀門前で式を挙げた二人の写真が出ている。
特に奈良時代の結婚式を復元したというものではないようで普通の和装だ。
宗教色のない「人前結婚式」と書いてあるが、朱雀門の前で挙げたのだから「門前結婚式」と言うほうがいいのではないか。

式の後、二人は大仏殿へ行き、大仏様の手の平の上で記念撮影。
披露宴は興福寺五重塔の最上階で賑やかに行われた。

司会役のお坊さんが、「結婚する奈良幸福寺!」と言って、大変受けたという話だ。