若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

人間と機械

柳沢厚生労働大臣が、女性を産む機械であるかのような発言をしたと小さく報道された時、これは大問題だ!とは思わなかった。大問題になるかもしれないなと思った。私みたいに、人の言葉をまともに取らない人間にとって、こういう発言は取り扱いが難しい。何…

堀米庸三『正統と異端』

昔から名前だけ知っていた本を、図書館で借りた。昭和39年初版、昭和59年19版というのだからよく読まれている。評価の定まった名著と言えるだろう。それをなぜ長年読まなかったのか。たぶん題名がぼんやりしているように思うからだ。一見はっきりしている。…

兄さんがほしかった

朝のバス停でいつもいっしょになる70代半ばと思える女性を見て、自分の母親を見ているような気がするのはヘンではないかと思う。私の母親なら、80代半ばがふつうだ。もう一人バス停で会う女性は、70くらいだと思うが、やはり「母親感」がある。二人とも、娘…

〜における〜とはなにか。

きらいな言い方である。角川書店の雑誌『短歌』の特集が、「老い」なのはいいけれど、いきなり、「現代短歌における老いとは何か」とくると、かっくんとくる。そこへいくと、朝日新聞社の雑誌『俳句朝日』の特集はよろしい。「琵琶湖吟行:足して千歳」「千…

車内勉強会

電車で勉強している人は多い。朝は、高校生がたくさん乗っていて、教科書や参考書を開いて熱心に勉強している。私も、中学、高校と電車通学だったが、電車で勉強なんかしただろうか。通学電車の中でのことはおぼえていない。高校のとき、車内で小学生達が、…

ペコちゃん一大事

不二家が大変らしい。何が大変なのかあまりよくわからないが大変らしい。それほど大騒ぎするようなことなのかと思ってしまう。お菓子のことだからと、甘く見てはいけないのか。使用期限が切れた材料を使ったようだ。どこだったか、あるコンビにでは、製造か…

北風と太陽

イソップ寓話「北風と太陽」のお話は誰でも知っている。北風と太陽が、旅人のコートを脱がせる競争をする。北風がびゅうびゅう吹きつけると、旅人はコートを必死に押さえる。次に太陽がぽかぽかと暖かい日差しを送ると、旅人はにっこり笑ってコートを脱ぐ。…

学芸会

朝の駅で、皆様おなじみ県会議員のTさん。「朝まだ暗いうちから、この学園前駅を通じましての御出勤、また御通学、まことにご苦労様でございます。寒さ厳しい早朝からの御出勤に対しまして、心からの敬意を表明させていただき・・・」私のほうこそ敬意を表…

空海

最近、空海が気になる。空海でなくてもいいのだが、日本史上で有名な人のことが気になる。空海はどうして有名になったのだろうか。えらいからだろう。「空海は偉大だと思う」と言えれば、私は空海の偉大さを理解できる知的な男ということになる。空海の何が…

おねえちゃんはお人よし?

昨日の帰り、電車で若い女性二人がぺちゃくちゃおしゃべり。黒いスーツを着て、就職活動中のようだ。説明会の帰りらしい。「残業はたいしてなさそうやな」「まあ、わからんけどな」「でも、感じとしては、10時11時というような勢いじゃなかったな」「私、残…

車内勤務

電車で仕事をしている人がある。書類に目を通す。ふつうである。今朝、座席で猛烈な勢いで書類をチェックしてる女性がいた。大判の大学ノートをひろげている。手書きである。はっきり見えないが、左端に番号、その横が氏名ですね。縦に区切ってあっていくつ…

「あまる善意」

朝日新聞朝刊の見出し。地震や台風などの被災地に、全国から届いた救援物資の処理に困っているという話だ。十年前にロシアのタンカーから原油が流れ出て、回収に苦労した自治体には、いまだに各地から送られた何千ものバケツやヒシャクが保管されているそう…

忘れ物

バス停で、毎朝いっしょになるのは70代半ばと思える女性である。二、三人、常連さんはいるが毎朝はこの人だけ。このお年で毎朝7時にバスに乗ってお出かけというのが不思議であった。ご主人が入院していて看病だろうか。それにしても朝早すぎる。どこへ行くの…

テルスター

ベンチャーズの「テルスター」という曲を練習する。「テルスター」は、1962年にアメリカが打ち上げた通信衛星の名前である。本名なのかニックネームなのかは知らない。昔から非常に好きな曲である。はるか宇宙の彼方を飛んでいる人工衛星の感じがよく出てい…

成人式

ディズニーランドで成人式というのは、面白いアイデアというかふざけてるというかいじらしいというかなめてるというか涙ぐましいというか、まあよくわからん話である。私は、成人の日は叔父の家で祝ってもらった。叔父が、百貨店の包装用のピンクのヒモを私…

山の神

昔は自分の奥さんのことを「山の神」という人がいた。突如荒れ狂う得体の知れない恐ろしいものという感じだろうか。箱根駅伝で久しぶりに「山の神」という言葉を聞いた。今年はたいした波乱もなくあまり面白くなかったなどと口にすると、おまえは駅伝を楽し…

「愛のメッセージ」

某金融機関から送られてくるパンフレットには、「愛のメッセージ」というページがある。結婚披露宴のあいさつの「模範文例」が、毎回二つずつのっている。いったいどんな人が書いているのかと不思議に思う。「ご夫婦の会話について」結婚は、これまでまった…

親業

昨日は母の誕生日。施設で祝ってもらう。入居者代表でお祝いのあいさつをできる人がほとんどいなくなった。職員さんが、頭のはげた好々爺という感じのNさんに、「一言誕生日のお祝いをお願いします」「イヤイヤ、ワシなんか・・・」と一応辞退するところが…

団塊の世代

正月の新聞は面白くない。朝日新聞は、「団塊の世代」を特集していた。私は昭和21年生まれなので、「団塊イブ世代」ということになるようだ。私には「団塊の世代」などというカタマリは見えない。「団塊の世代特集」一面は、野球の星野さん、料理の栗原さん…

伊達政宗の娘のその後

昨日は、家内の両親と、家内の妹一家とが我が家に集合。去年の十一月、ヤマハの発表会で私が共演した高校生は、家内の妹の息子の親友であった。発表会ビデオを見ていたら、家内の母が、私のサングラスにクレーム。人相が悪くなるからやめろとのことであった…

家族の映像

我が家には家族の映像がたくさんある。8ミリフィルム、ベータビデオ、8ミリビデオ、デジタル8ミリ。管理が大変だ。カメラファンではない。写真撮影にはまったく関心がなかったが、結婚してすぐ8ミリ撮影機を買った。家内の父が、私たちの結婚式を8ミリで撮影…