若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

団塊の世代

正月の新聞は面白くない。

朝日新聞は、「団塊の世代」を特集していた。
私は昭和21年生まれなので、「団塊イブ世代」ということになるようだ。

私には「団塊の世代」などというカタマリは見えない。

団塊の世代特集」一面は、野球の星野さん、料理の栗原さん、音楽の小田さんで、60歳になる人。
二面からは、定年退職者の人。
一面の人や、農業漁業お店屋さんは定年なしである。
カタマリにするのは無理ではないか。

しかし、「大量退職」を話題にしている。
なだれを打って退職するのだから、「断崖の世代」の方がいいかもしれない。

退職してどうする。
趣味に生きようという人も多い。
奈良のヤマハも、「おとなの音楽教室」を宣伝している。
どっと入ってくるのか。
私とY森さんだけでも大変なのに。

ビートルズ世代」と書いている。
ほんとか。
ビートルズファンより、橋幸夫舟木一夫スリーファンキーズのファンの方が圧倒的に多かったはずだ。

全共闘世代」とも書いている。
たしかに、学生運動については今とまったく違った。

大学時代には、私でもヘルメットをかぶって、ゲバ棒をを持って機動隊とぶつかり合ったものだと言ったら、今の私を知る人は信じられないだろうが、その通り、そんなことしてません。

高校時代の友人が、大学の時手紙をくれて、「田中角栄に期待する」と書いてあったので驚いていたら、ほどなく「全共闘」になったのでまた驚いた。
身近な「全共闘」は彼だけであった。

旅先の東北の温泉に入っていたら、おじいさんが、大学生かと声をかけてきた。
「なぜ大学生はあんなに暴れるのか。特に医科の学生が暴れるようだが、どうしてか」
何と答えたか忘れた。

退職後は、妻と共に豪華客船で「世界一周クルーズ」というテもある。
そんな人は、見送り客に大威張りで、「行ってくるーず!」と言いたいだろう。
しかし、そんなことを言う人は、世界一周豪華クルーズにふさわしくないから、豪華客船に乗せてもらえない。

「世界一周豪華クルーズ」に出かける人は、くれぐれも桟橋で「行ってくるーず!」と言わないよう気をつけてください。