若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

虚業

ライブドア事件に関して、「虚業」という言葉を使う人がいる。「彼らのやってることは虚業です」「堀江君は虚業家でしょう」「虚業」とは「実業」じゃないものだ。「実業」というのは鉄や自動車を作ることで、「虚業」は、などと考えない方がいい。世の中、…

ニセ医者

駅で高校時代の同級生の女性Aさんにばったり出会った。眼が合うやAさんは、「あなた、だましたでしょ!」と言った。高校一年のとき同じ組になっただけで、少し前に卒業以来初めて同窓会で会ったそう親しくもない女性を私がだますなどということはありそう…

小泉ブッシュ電話会談2

「誰がて、あんたは大量破壊兵器偽装事件の容疑者で、アルカイダの懸賞金つきお尋ね者やがな」「そーか、お尋ね者か。ウ〜〜ウオンテッド!ワシもとうとうビリーザキッドなみになったか。荒野の逃亡者投げ縄のジョージ!」「西部劇ばっかり見とったらあかん…

小泉ブッシュ電話会談

政権の総仕上げと意気込む小泉首相に思わぬ逆風が吹いている。国会での追及に疲れた首相は、心の友ブッシュ大統領に電話をかけた。以下、若草鹿之助商店盗聴事業部が盗聴した記録である。「モシモシ、ホワイトハウスですか」「ハイ、こちらホワイトハウス、…

『BIG tomorrow』

青春出版社発行の、「ビジネスマンをバックアップする」月刊誌。若きビジネスマンの「ビッグトゥモロー」!夢のある雑誌だ。新聞の広告で見ると、今月号の特集は「苦労知らずの投資術」。いろんなことが書いてある。「資金が少なくても、手持ちのお金が2倍3…

『納税月報』

財団法人納税協会連合会発行の小冊子である。国税庁長官の「年頭所感」が出ている。大阪国税局課税第一部長の、「確定申告に向けて」というのもある。部長は、「今年も確定申告の時期が近づいてまいりましたが、申告のご準備はいかがでしょうか」と気をもん…

堀江社長逮捕と小さなサバ

大騒ぎである。なぜ大騒ぎするのか。大騒ぎすると新聞や週刊誌が売れたりテレビの視聴率が上がったりするからだろう。新聞に小さな見出しで、「ライブドア、バファローズ買収に名乗り」と書いてあってもおかしいと思わない。同じように小さな見出しで「ライ…

本を読むとかしこくなるか

読んでいる間はかしこくなったような気がする。しばらくして読んだことを忘れると、元の木阿弥だ。ある年配の作家が書いていた。本を読んで非常に感動した。オレもうかうかしていてはいかんな〜、と思って立ち上がって、ふと、アレ、何に感激したのかなと思…

オリンピック

昨日ラジオのニュースを聞いていたら、「鳥のオリンピックまであと22日」と言っていた。4年に一度の鳥類の祭典だ。「鳥のオリンピック」の花形競技、「渡り鳥レース」はシベリアからスマトラまで、一ヶ月以上に渡る過酷な戦いだ。メダル候補の、ナベヅル…

走る人

走る人を見るのは好きだ。走るのは嫌いだし、走っているところは見られたくない。なぜ走る人を見るのが好きなのか。元気そうだからか。私が見かけるような「走る人」は、「元気だからっ走ってます」という感じだ。「走れメロス」みたいな人はいない。命がけ…

樋口二葉?

樋口一葉ではなく、樋口二葉。『日本美術を学ぶ人のために』を読んでいて、あれ?と首をひねった。「浮世絵師」について書いてあるところで、「たとえば樋口二葉の随筆や・・・」という文章が出てきた。「一葉」の間違いかな。いや、「樋口二葉」という人が…

墓碑銘

テイラー・コールドウェルのベストセラー小説、『パウロ、神のライオン』を読む。パウロというのはキリスト教のえらい人だから、大河ドラマ『明治天皇と日露大戦争』みたいな小説だと思う。読んでみて、パウロがどういう人かはよくわからなかったが、なじみ…

天皇発注

昨日読んだ白河天皇の発注ぶりはすごい。毎日のように、お堂や五重塔や三重塔、仏像仏画を発注しまくっていたようだ。昨日、阿弥陀如来立像を発注したかと思ったら、今日は釈迦三尊像と三重塔。メチャクチャに注文してくれる。いいお得意さんだ。公共事業み…

わがままな発注者

中村興二:岸文和編『日本美術を学ぶ人のために』縄文式土器や埴輪から始まる本ではなかった。「章」の立て方が面白い。1.「美術の主題」絵なら、何を描いてあるか。仏像、肖像、風景が描かれた背景について説明してある。3.「美術の生産」どういう人が作っ…

異常事態

とんでもないことであった。1月3日の夕食のとき、酒がほしくないのに気づいた。外で飲むことは少ないが、晩酌を欠かすことはない。夕食の席につけばまず酒だ。これは父譲りで、修道士メンデルの遺伝の法則をえんどう豆が花の色で証明しているように、私た…

記憶力

昨日みたいな思い出話をすると、記憶力がいいですねと言われることがある。いいのか?覚えていなければならないことを覚えていて、必要なときにぱっと思い出せるなら記憶力がいいと言えるが、どうでもいいことをなんでもないときに思い出すのは、記憶力の無…

「一円を笑うものは一円に泣く」

小学三年生のときの担任だったS先生の「集金袋」に書いてあった言葉だ。その年大学を出たばかりで、新任のあいさつの朝礼台に立った先生がまぶしかったのか、先生の新品の背広がまぶしかったのかわからんが、とにかく先生は輝いていた。先生が担任だと聞い…

仏像

NHKで仏像の番組を見る。5時間とかの超大型番組である。司会は石沢典夫アナウンサー。何年か前、教育テレビの「日曜美術館」を見ていた私は、突如、天の啓示を受けたかのように、「お!このアナウンサーはおしゃれだっ!」と思った。それが石澤さんだった…

山本博文『徳川将軍家の結婚』

徳川将軍家の結婚問題について、とくに関心があるわけではないが読んでみました。「徳川将軍の正室から生まれた将軍は、三代家光しかいない」こう言われると、えっ!と思うが、大河ドラマを一生懸命見ていればわかっているはずのことなのだろう。「家光だけ!…

「ふんどしの重み」

ふんどしが男性用下着としての座を去って久しい。私が子供の頃すでに伝統行事以外で見ることもない、時代遅れで品がなくこっけいなものという感じだった。近所の正雄ちゃんの家に鳥取のおじいちゃんが来て住むことになった。おじいちゃんは小柄で頭のはげた…

誕生日

昨日は母の誕生日だった。91歳。施設に入って10年目である。ここでの誕生日も9回目になる。入居者の高齢化が進んで、というか、元々高齢者であるから、症状が進んでと言った方がいいのか、何年か前のように、他の入居者の方たちの「ハッピ−バースデー」の合…

「愛する人のために」

テレビで箱根駅伝を見ていた。とにかくコマーシャルが多い。ただエンエンと走っているだけだから、いくらでもコマーシャルを入れられるので調子に乗って入れまくる。今年は日本生命のコマーシャルが気に入った。「保険にはダイヤモンドの輝きもなければ、パ…

新年の挨拶はつまらん

新聞に出ている、いろんな会社や団体の「迎春広告」はつまらん。世の中につまらんものは数あれど、「迎春広告」ほど人畜無害平穏無事的つまらんものは少ないだろう。中央に、「本年もよろしくお願いいたします」と印刷してあって、その周囲に社名団体名がひ…