若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

堀江社長逮捕と小さなサバ

大騒ぎである。
なぜ大騒ぎするのか。
大騒ぎすると新聞や週刊誌が売れたりテレビの視聴率が上がったりするからだろう。

新聞に小さな見出しで、「ライブドアバファローズ買収に名乗り」と書いてあってもおかしいと思わない。
同じように小さな見出しで「ライブドア、フジテレビ乗っ取りか」「堀江社長自民党から出馬か」でもいい。

今まで小さな見出しで来ていれば、今回の逮捕も小さな見出しだったのだが、堀江さんもマスコミも大きな見出しが好きだなのだからしかたがない。

「やるかやられるか」となると、堀江さんは「やる人」で私は「やられる人」だ。
堀江さんは、嵐を呼ぶ男、風雲児と言われている。
私は嵐も雲も呼ばない。
「そよ風さん」と言われている。
それでいい。

堀江さんよりも、サバの方が大きな問題だ。
魚のサバです。
NHKの「クローズアップ現代」で、中国で魚の消費が急拡大している問題を取り上げていた。

日本と魚の奪い合いになるようでもある。
しかし、日本の魚の消費は落ち込んでいるので、日本国内の漁業から見ると、有望な市場ともいえるようだ。

で、サバだ。
現在の日本における最大の問題は「サバ問題」だと思った。

日本では大きなサバしか食用に売れない。
小さなサバは、養殖魚のえさになる。
大きなサバは、キロ当たり250円だが小さいのは30円。

ふーん、そうなのか、と思いながら画面に映った「大きなサバ」と「小さなサバ」を見て驚いた。
大して違わない!
三分の一くらいかと思うではないか。
日本では流通過程での選別規格が非常に厳しいからというのだが、一回り小さいだけでなぜこんなことになるのか。
小さなサバがかわいそうだ。

この小さなサバに中国が目をつけて、中国で食用として売ったところ、キロ80円の値がついた。
いいんじゃないでしょうか。
サバも高く売れる方が満足だろう。
ハマチに食われるより人間に食われた方が満足かどうかはサバに聞いてみないとわからない。

「少し小さなサバは魚のえさ」というのは法律ではない。
なんですか。
モーセの律法」に張り合う「お客様の律法」なのか。
お客様満足を目指す「流通業者の律法」なのか。
なんかわからんが、この種の律法は日本のいたるところに浸透していると思う。

堀江社長逮捕」より大きな見出しで、「小さなサバは魚のえさ!」だ。