若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

うぐいす

一月半ばから鳴きはじめたうぐいすが、最近本格的に「ホーホケキョ」と鳴くようになったと言いたいところだが、「ホーホケキョ」と鳴いていると言っていいのか。「ホーホケキョ」とは聞こえない。まず、「ホー」とは聞こえない。「ホケキョ」とも聞こえない…

ゴルフキャンセル

母のいる施設で。声にも色々あるものだと思う。81歳の男性Nさんは明るい声だ。明るい声で好感が持てるのだが、時々怒鳴る。いくら明るい声でも怒鳴るのはよくない。Nさんは、入居者の男性によくあるタイプで、何かと命令する。この施設で見ていて、男はつ…

フィギュアスケート大団円

オリンピックのフィギュアスケートエキシビションを見た。この「エキシビション」というのはなんですか。前から不思議に思っていた。昔は「模範演技」とか言っていたように思う。スケートだけではないか。なぜマラソンや100メートル走はしない?勝敗を度外視…

キミは銀盤のスターになれるか?

今朝、トリノオリンピックの女神が私に微笑んでくれたのか、出勤前、荒川静香さんの演技を見ることができた。荒川さんは完璧であった。ロシアのツルツルスカヤだったかスルツカヤだったかの演技も見た。ジャンプで失敗して転んだ。その瞬間、思わず「やった…

『イエスの生涯』

著者ジェラール・ベシェールは、フランスのカトリック司祭である。「キリスト教入門」的な本は何冊か読んだが、本場の入門書はどんなものだろうかと思って何年か前に買った。カトリックの司祭が書いた本なら、さぞかしアーメンソーメン冷やソーメン的雰囲気…

スケート

朝、駅のホームに上がると異様な人だかりである。何十人もの人が集まっている。近づきつつ見ると、輪になっているようだ。誰か倒れているのだろうか。違った。ホームにある大きなテレビを見ていたのだ。お!3000万円メールに何か進展でも、と思って画面を見…

訃報

叔父が亡くなった。母のすぐ下の弟で88才。母の兄弟は学業優秀で、兄と弟二人が帝大である。亡くなった叔父は大手企業の部長を経て、子会社である一部上場企業の社長になった。叔父さんはえらいんだなあと思ったが、叔父がこの処遇に大変不満だったと聞いて…

魔法の杖

朝の駅で。私の何メートルか前を、おじいさんが歩いていた。80歳半ばと思える正真正銘のツルツルのおじいさんで、足が曲がっていて右手で杖をついている。一足ごとに右に大きく傾く。エスカレーターまでに追い抜こう。失礼しますと会釈の一つでもして追い…

『誰も教えてくれない聖書の読み方』

田川建三先生の新約聖書の講座に通うようになって一年以上過ぎた。試験がないから生徒でいられる。学問の世界を少しでものぞいてみたいと思ったのだが、まあ、のぞき見るくらいはできているかと思う。最初の時間で驚いたこと。先生が読み上げる聖書と、私の…

エフゲニー・プルシェンコ

いつごろからか、家内は、フィギュアスケートのエフゲニー・プルシェンコを応援している。かなり熱心に応援しているが、たぶんたいした理由があるわけではなく、ただ単にプルシェンコと私が顔やスタイルが似ているというだけの話で、プルシェンコがすべって…

まーちゃん

「思い出す」というのは不思議な機能だ。思い出そうとしたわけでもないのにふと思い出す。「まーちゃん」のことを思い出した。前にも書いたことがある。幼い私が母の手から世の中に第一歩を踏み出したとき世界を支配していた人だ。何歳か違っただけだろうが…

NIE

朝日新聞奈良版。「NIE:教育に新聞を」NIE実践校に指定されている生駒市立桜ヶ丘小学校に、毎日新聞奈良支局の記者青木絵美さん(25)が招かれて、子供達に記事の書き方などについて話をした。なぜ朝日新聞が毎日新聞記者の活躍を取り上げるのだろう…

アイススケート

きのうスケートを見た。オリンピックではない。私がすべっている姿である。十数年前、子供を連れて行ったとき、子供が撮影したビデオだ。古いビデオを整理していたら、銀盤のプリンス若草鹿之助が登場したのである。これほどのへっぴり腰とは思わなかった。…

原田選手失格!

オリンピックで、スキーの原田選手が失格になった。ジャンプはうまくいったのに、体重が200グラム足りなかったそうだ。200グラム?最近のスポーツ界に多いわけのわからん話である。原田選手を初めてテレビで見たのはいつだったか。「よーしゃべる男やな〜!…

鹿せんべい飛ばし大会

朝日新聞奈良版。「若草山・鹿せんべい飛ばし 来月19日」おお!やりましたねっ!会長!「鹿せんべい飛ばし大会」の主催者である若草山観光振興会の会長Sさんはかねがね新聞の取り上げ方に不満をもらしていた。各新聞が「鹿せんべい飛ばし大会」を記事にし…

こうのとりはおかしい

秋篠宮紀子さんの妊娠に関する報道の中で、「こうのとり」という言葉が目に付いた。「こうのとり」が「あかちゃん」を運んでくるというのは西洋の伝説だと思うが、日本ではいつごろから一般化したのだろうか。私がこの組み合わせを知ったのは、たぶん小学一…

朝日新聞に問う

奈良版のカラー写真。男性が二人で大きなブーメランのような不思議なものを持ってにっこり笑っている。一人は袈裟を着て一人は背広であるが、二人ともツルツルの坊主頭なのでどちらもお坊さんで、手に持っているのは本堂の屋根に乗せる瓦かなにかだろうと思…

朝の楽しみ

最近、朝の楽しみは、私が降りる駅で見かける小学一年生の男の子だ。駅まで、お母さんが自転車で送ってくる。背の高いお母さんだ。一年生かどうか確認したわけではないが、身体の小ささと制服の新しさからして間違いないだろう。制帽とコートがとても大きく…

救急車

土曜日の夜、救急車で運ばれた。朝から首がおかしかった。徐々にひどくなって、吐き気までしてきたので、筋肉ではないかもしれないと思って病院に行った。筋肉痛でしょうとのことであった。死ぬかと思った。死ぬかと思ったのは二度目だ。何年か前、家内が通…

人の心を金で買う

朝日新聞の読者投書欄。「堀江語録には自省心が必要」堀江社長の「人の心は金で買える」という発言が批判されているが、人間には金で心を動かす弱い面があり、金で動かざるを得ないつらい場合もある。金で動かされないだけの強い心、主義主張を持っているの…

惣郷正明『日本語開化物語』

文明開化期の日本語について書いた本だ。「開化」という言葉が初めて現れるのは明治4年の仏和辞典で、「civilisation」の訳語として出てくる。幕末の英和辞典では、「行儀正シキコト」となっているそうだ。モールス電信機が伝わって、各地に「電信局」ができ…

楽しいおしゃべり

楽しそうにおしゃべりしているのを見るのは楽しい。ひそひそ話はあまり楽しくない。私は、最近毎日のように電車でひそひそ話を聞いている、というか聞かされている。朝、同じ駅から乗る中年の女性二人である。この二人が、初めて私の前で話し始めたときには…