若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

原田選手失格!

オリンピックで、スキーの原田選手が失格になった。
ジャンプはうまくいったのに、体重が200グラム足りなかったそうだ。
200グラム?
最近のスポーツ界に多いわけのわからん話である。

原田選手を初めてテレビで見たのはいつだったか。
「よーしゃべる男やな〜!」と感心したのを覚えている。
私がスポーツ選手に抱いているイメージとまるで違った。
第一印象は、ちょいと怪しいセールスマンという感じだった。

「え〜え〜え〜、次はネ、がんばりますよヨ、ハイハイハイハイ」
そのときのアナウンサーも、「無口な選手が多い中で、原田選手はよくしゃべってくれるので助かります」と言っていた。

私にとって、スキーのジャンプというのは大マイナーなスポーツだったから、この人は大マイナースポーツを世間の人に知ってもらうために愛想を振りまいているのだろうと思った。
怪しいが好感が持てた。

次に見たのは、「ふなき〜〜〜」とか言って泣きくずれている姿だったと思う。
なんで泣きくずれていたのか忘れたが、とにかく原田選手が一面の雪の中で泣きくずれていて、テレビカメラが、泣いているのに笑っているようにも見える原田選手の顔をアップでとらえていた。
同じ一面の雪の中でも、けなげに涙をこらえていたおしんとえらいちがいだと思った。

情けない気がしたがやはり好感が持てた。

さて、今回の失格会見であるが、まったくの初歩的個人的うっかりぼんやり的勘違いということで、いかに「仏の鹿之助」も腹を立てるかと思ったが、立たなかった。
ばかばかしすぎて腹も立たないのだろうか。

あるいは、失格の理由がわけがわからんからだろうか。
BMIルール」違反だそうだ。
残念でした。

ジャンプには、「ノーマルヒル」と「ラージヒル」というのがあって、原田選手は「ノーマルヒル」で失格になった。
新聞の見出しは、「原田、ノーマル失格!」

この見出しはわかりにくい。
「原田、アブノーマル!」のほうがいいと思う。