若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

アイススケート

きのうスケートを見た。
オリンピックではない。私がすべっている姿である。
十数年前、子供を連れて行ったとき、子供が撮影したビデオだ。
古いビデオを整理していたら、銀盤のプリンス若草鹿之助が登場したのである。

これほどのへっぴり腰とは思わなかった。
大学を出た頃、友達に誘われて初めてスケートをした。
これまでに、5、6回すべっている。

初めてのとき、父がいっしょに行くと言ったので驚いた。
学生時代にかなりやったそうだ。
60を過ぎた父がさっそうとすべるのを見て感心した。
後ろ向きに円を描いたりしている。

「四十年ぶりやけど、身体が覚えてるんやな〜!」と自分でも感心していた。
私には遺伝しなかったようだ。

今朝スケートを見た。
オリンピックのフィギュアスケートである。
中国のコンビで、男性が女性を空中に投げるという大技というか荒技で、女性がバランスを崩してひざをついた上、後に滑ってフェンスにお尻をどっしーんとぶつけた。

ひざをついた時点で、相撲なら「勝負あった!」だ。
しかし、検査役から声はかからなかった。
相撲とフィギュアスケートはルールが違うのか?

よほど痛かったのか競技をやめたが、一休みしてまたすべり始めた。
失格ではないようだ。
気の毒だが無駄な努力のように思った。
ひざをついた上お尻どっしーんだ。
フェンスがへこんでいた。

客席から同情の拍手が起きた。
ひざをついた上お尻どっしーんだもの。
寒い中、背中にホカホカカイロを6枚も張ってがんばったのだ。
靴にも入れているだろうし。
同情したくもなろうと言うものだ。

まあ、「審査員特別賞」か「痛かったで賞」で、副賞に久光製薬提供のサロンパス一年分くらいはもらえるかなと思っていたら、なんと銀メダル!

ひざをついてお尻どっしーんでも銀メダル。
原田選手は体重200グラムで失格。
ルールは不思議だ。

堀江選手は、お尻どっしーんなのか体重200グラムなのか。
メダルか、「痛かったで賞」か、失格か。

フィギュアスケートノーマルヒルも証券取引も、ルールがややこしいことはたしかだ。