achakochaさんのコメントにある「アンギラス」はゴジラ映画第2作『ゴジラの逆襲』に出てくる怪獣です。
私も見たかったはずだけど見てません。
父が塗料販売店をしてて年中無休だったし母が「娯楽は不道徳」という人だったので映画はほとんど見てない。
父が連れて行ってくれたのはアメリカの戦争映画『深く静かに潜航せよ』とチャンバラ映画『曽我兄弟富士の夜襲』の2本だけです。
ナゾの2本である。
『曽我兄弟』のほうはどういうわけか同級生の鈴木君もいっしょに行った。
酒盛りの場面があって侍たちが白い液体を飲む。
鈴木君が「何飲んでるのやろ?」と聞くので私が「牛乳とちがうか」と答えたら隣のおじさんがぷっと吹き出した。
映画がすんでから父があれは濁り酒だと教えてくれた。
同級生の大西君の家の塀に映画の宣伝ポスターが張ってあってタダ券をもらえた。
そういうタダ券のことを「ビラ下」というのだと言ってた。
で、大西君は映画を見まくってた。
子供向けでない映画も見てたようで「チチが・・・」というようなとんでもないことを口走って同級生の注目を集めてた。
一度だけ大西君が「ビラ下」でさそってくれたのが『明治天皇と日露大戦争』
『赤堂鈴之助』をだれと見たのか記憶がないけど必死にせがんだので許してくれたんだと思います。
近所の1学年下の杉村ぼくちゃんのお父さんが『深紅の盗賊』と「アボット・コステロ」の喜劇に連れて行ってくれた。
小学校時代は学校から見に行く「文部省特選」や「ディズニーの大自然の驚異」が私の主な映画体験でした。
映画全盛期にほとんど映画を見てない。
中学生になると映画は見なかったと思います。
学校から『日本誕生』というのを見に行ったのが唯一の記憶です。
日本神話の話だったと思いますが、日本史の勉強になるということだったんでしょうか。
学校から見に行く前に見たという男がいて「いやらしい場面がカットしてある」というんです。
天の岩戸の場面でアメノウズメノミコトが裸踊りをするところがカットしてあったそうです。
大阪市教育委員会が試写を見て「ここはまずい」と映画館にカットを申し入れたんでしょうか。
高校に入ってから2本立て100円の映画を見るようになりました。