若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

勧誘光線

図書館からの帰り、駅前商店街を歩いてたら、前方に若い男女数人。大学生くらいだろうか。談笑しながら、こちらにゆっくり歩いてくる。「勧誘光線」を感じた。すれちがう人に、手当たり次第に声をかけまくってたわけではない。きょろきょろカモを探してたと…

死んでからどこに行く

昔々の人は、極楽浄土を、どの程度信じていたのだろうか。どんな場所か、徹底的に討論されていたのだろうか。なんとなく、ぼんやりと、頭に浮かべていただけだろうか。「信じる」と言っても、その程度のことかもしれない。「往生伝」というジャンルが流行っ…

速水侑『日本仏教史古代』

昔々、極楽へ行くのが流行った。お坊さんが、極楽というところがあると言い出したのだ。当時のお坊さんは、今で言うなら、先端科学技術大学院大学教授みたいなものだ。ノーベル賞を狙えるほどの教授たちが、口をそろえて、何の悩みも感じない素晴らしい世界…

7000万年前の恐竜の化石

ゴビ砂漠で、約7000万年前の恐竜の化石が発掘された。岡山の博物館が発掘したようで、テレビで説明していた担当者は、ほんとうにうれしそうだった。ずーっと、にこにこしていた。とちゅうから、この人、だいじょうぶかな、と思うほど、にこにこしっぱなしで…

これからは漁業だ

「漁業」というと、「マグロはえなわ漁」とか「カツオ投げなわ漁」とかを思い起こすが、「フナ漁」というのもある。昨日テレビを見ていたら、近江八幡で、フナをとっている老人が紹介されていた。水辺に生えるヨシの根元に、わなを沈めておいて、入ったフナ…

これからは農業だ

朝日新聞、読者投書欄。厳しい話が多い。「主人が過労で死にそうです」「年金だけでは生活できない」「年金だけで生活できないなんて、ぜいたくです。主人の月給は、あなたの年金以下です」「後期高齢者医療制度は、年寄りに早く死ねということか」「子供を…

日本語の乱れを感じますか?

朝日新聞の、モニターアンケート。96%の人が、乱れを感じているそうだ。乱れを感じますかと聞かれて、感じると答える人は、振り込め詐欺にひっかかりやすい人だと思う。「感じない」という人の多くは、日本語は、乱れているのではなく変化しているのだと考…

安井曽太郎「薔薇」

「薔薇」は、1932年第19回二科会出品作、安井曽太郎42歳の傑作である。それを、私が模写しようというのだから、えーかげんにせーよ、と言われても仕方がないが、すでに、マネとドガを模写した私の暴走を止めることはできない。なぜこれを模写しようと思った…

相撲

大相撲名古屋場所である。なんとなくテレビを見てしまう。子供のころは、ラジオで聞いていた。テレビ放送が始まると、どの局も大相撲を放映した。いつごろからか、朝潮太郎のファンになっているのに気づいた。なぜ朝潮のファンになったかわからない。朝潮は…

エラー修復

今日は人物画教室。先週、先生に大幅になおされた。私としては、まあこんなものかな、と思っていたのだが、先生は一目見て、笑いながら、「おっきなからだやねえ」と言った。まあこんなものかなとは思いつつ、なんかヘンかな、とも思っていた。モデルさんが…

あの夫婦は今2

石垣島新婚夫婦の次は、名古屋熟年夫婦だ。Bさんは、ウチの得意先であったA社の名古屋支店営業課長だった。二十年ほど前の話だが、当時50歳くらい、今流行最先端のメタボ体格、ざっくばらんで太っ腹、いかにも一部上場企業のやり手の営業課長という感じの人…

あの夫婦は今

ふと思い出した。あの夫婦は今どうしているだろうか。私たちは、新婚旅行で石垣島に行った。車を借りて、島を走ろう。レンタカー屋に行って驚いた。ここ、レンタカー屋か?廃車置場ではないのか。廃車としか思えない車が並んでいた。これを貸すというのか。…

クロッキー教室

きのうから、カルチャーセンターの、クロッキー講座にも参加する。人物画講座で、デッサン力のなさを痛感した。狂っていることが自分でわかればまだいいのだが、わからない。自分では、こんなもんだろうと思っているのを、一目見た先生に、「こんな長い腕は…

肖像画贈呈式

「F夫人像」が完成したので、きのうは、Fさんをお招きして、盛大に贈呈式を挙行した。式場は、若草鹿之助邸別館万葉荘バンケットルーム飛鳥の間。家内の開式の辞につづき、作者本人(私のことです)から、キンキラキン豪華額縁入り肉筆油絵肖像画が贈呈され…

あくびはうつるか

河野与一『学問の曲がり角』には、いろんな文章がある。「アリストテレスの欠伸論」ある人が、河野さんに、「欠伸はうつるというのは、何時ごろから言い出したのか」と尋ねた。「なぜそんなことを私に聞く」「そういうくだらないことをよく知ってそうだから…

幻の声

電車で。小学校高学年と思える男の子三人が、ゲーム機を見ながらワイワイ騒いでる。一人は、太った子で、一人はひょろひょろと背が高くメガネをかけていて、もう一人はチビだ。漫画の三人組みたいである。むこうから、女の子が歩いてきた。男の子たちが、口…

勝った負けたと

♪勝った負けたと騒ぐじゃないぜ〜、と、我が水前寺・チータ・清子が、1967年紅白歌合戦のステージで警鐘を鳴らして以来四十年、世相はますます悪化の一途をたどっていると言わざるを得ない。陸上競技も水泳も、0.03秒とかで大騒ぎである。これって、勝ったと…

変動超音波式猫被害絶滅器

8月3日の発表会を控えて、きのうはヤマハで、一回目の合同練習。ははーん、タイトルの「変動超音波式猫被害絶滅器」というのは、Y森さんのボーカルのことだなと、思った人は、よほど性格の悪い人です。Y森さんは、この日記を読んでくれてるので、あんまりな…

変動超音波式猫被害軽減器

庭に猫が来る。来るだけならいいのだが、糞をしていく。端っこの方でするのなら、まだいいのだが、私が手塩にかけた芝生の真ん中でするのが憎い。家内が、「猫を寄せ付けない」といううたい文句の商品を、あれこれ買うが、全然効果がない。庭に出ている家内…

ハンブルグ・ビフテキ

長谷川如是閑『倫敦!倫敦?』朝日新聞の記者だった長谷川如是閑の、明治43年のロンドン見聞記。好奇心旺盛で、観察力が鋭くて、文章のイキがいいから、楽しい読み物になっている。「アングロサクソンはビフテキを喰う人種だ」フランス人やイタリア人は食べ…

記憶

きのう、テレビをつけたら、「超能力者」が出ていた。アメリカ人男性で、一度読んだ本は、一字一句そのままにおぼえてしまう。この人は、脳が普通とちがうらしい。おぼえこむだけでもすごいが、瞬間的に、引っ張り出すというのがすごい。というか、おぼえこ…

だし巻き玉子

きのうは料理教室、今日は人物画教室と、おけいこごとで忙しい。料理教室は、習った料理が、ほぼそのまま家でできるので、楽といえば楽である。絵やギターは、そうはいかない。先生に習ったとおりにギターが弾けたり、絵が描けたりしたら、どんなにいいかと…