若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

変動超音波式猫被害絶滅器

8月3日の発表会を控えて、きのうはヤマハで、一回目の合同練習。

ははーん、タイトルの「変動超音波式猫被害絶滅器」というのは、Y森さんのボーカルのことだなと、思った人は、よほど性格の悪い人です。

Y森さんは、この日記を読んでくれてるので、あんまりなことは書けないし、声はいいんですよ。
高音が出ますが、「超音波」というほどではない。
「変動」はするかな。

何の話か。
合同練習。

一曲めは、ベンチャーズの「ワイプアウト
ベンチャーズの曲は、繰り返しが多いが、これは特に激しく繰り返しまくるので、どこを弾いてるのかわからなくなる。
昨日も、何度かこんがらかったが、誰も何も言わなかった。

気づかなかったのか、気づいていて言わないだけかは、わからない。
ドラムのIさん、ベースのK君、ギターのT君という、いつものメンバーだから気が楽だ。

引き続き、このメンバーに、Y森さんが加わって、「雨を見たかい」をやる。
Y森さんと私は年金組で、Iさんも、来年定年退職、K君は失業中だから、まともに働いてるのは20代半ばのT君だけという、日本の縮図的バンドになる。

今回は、キーボードの女性が飛び入りで参加する。
曲が始まるとすぐ、Y森さんがずれ始めた。
本番一ヶ月前は、こんなもんだ。

しかし、初参加の女性は、驚いたようだ。
「ア、アノ・・・ちょっとずれていらっしゃるんじゃありませんでしょうか」的視線をY森さんに送っている。

そんな視線に気づくようなY森さんではない。
歌い出したら、殺人光線を浴びせられても気づかない。
ますます調子に乗ってずれていく。

女性は、救いを求めるような表情で、「これはいったいどういうことでございますか」的視線を私に送ってきたので、私は、ほほえんで、「これでいいんです。落ち着きなさい」的視線を返した。

一回目が終わって、ボーゼンとしている彼女に、私は、キーボードで歌のメロディを弾いてくださいと頼んだ。
彼女は、理解できたようであった。

二回目、彼女が歌のメロディを弾き始めた瞬間、鼓膜が破れそうになった。

凄まじい大音量、超高音のメロディが響き渡ったのだ!
歌もドラムもベースも聞こえない。
猫被害絶滅的!
たまらず、「ボリュームを下げて」的視線を送ったが、知らん顔だ。

終わったとき、指導のH先生が、「キーボードしか聞こえへんがな」
強力新人登場です。