若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

朝日新聞に問う

国産ロケット「H2A」の打ち上げが成功した。朝日新聞に、打ち上げの様子を中継で見て喜んでいる人たちの写真が出ていた。東大阪市の、「物作り支援センター」の拠点である「クリエイション・コア」に集まった人たちだ。朝日新聞はおかしい。東大阪の中小…

告別

母のいる施設に行った。Mさんが25日に亡くなっていた。享年96才。母がこの要介護老人施設に入って十年になる。はじめの三、四年は母と会話らしきものができた。母と会話らしきものができなくなってからは、入居者の「みほさん」が私の主な話相手になった。みほさ…

朝から雪が降り出した。喜んで庭に出て駆け回ったりしない。ポチじゃないから、庭の梅の木を見ていた。久しぶりにたくさんつぼみがついている。父が自分の部屋からよく眺めていた。父が死んでから、あまり咲かなくなった。主なしとて春な忘れそ、と梅に向かって言…

体温を測る

昨日の帰り。電車で、つり革を持って本を読んでいた。前の席に座った男性が、もそもそしだした。60代と思えるサラリーマン風の人だ。もそもそしているな、と思いながら本を読んでいた。すると、その人が、まるで体温計を激しく振るような動作をし始めた。な…

「法の前における虫と獣」

ニコラス・ハンフリー著「喪失と獲得」に出てくる話。「進化心理学から見た心と体」について書かれた本で、知的好奇心を刺激される人もいるだろうが、私は「法の前における虫と獣」に痴的好奇心を刺激された。ヨーロッパでは、中世から19世紀に入るまで、動…

鈴木和雄君

小学校の同級生だ。「和雄」と言うのは「昭和の英雄」と言う意味だと言っていた。卒業以後のことは知らなかった。音楽家になっていると聞いたことがある。ふと、インターネットで検索してみた。おお!あった!アルトサックス奏者として、「シャープスアンド…

「高名の木登り」

受験シーズンになると、この『徒然草』に出てくる話を思い出す。私が通った中学は、試験の多い学校だった。学校を挙げて受験に取り組んでいたのだろう。一年のときの担任の先生は、体育の男の先生だったが、なんと定期試験の前になると、数学と英語の先生に…

ばい貝

なぜか、『おいらの町』を思い出した。四十年以上前のNHKのテレビ番組だ。藤村有弘と逗子とんぼが登場する場面。藤村有弘演ずる男は大変な物知りで、知識をひけらかして逗子とんぼを煙に巻く。彼は一冊の本を持っている。本がアップになる。『知ったかぶ…

127億光年

新聞に「銀河」の写真が出ていた。この「銀河」は、地球から127億光年の距離にある、と天文学者は言う。私は答える。「そうですか。遠いですね」天文学者は言う。「わかってるんか?」「わかってます。光の速さで127億年かかるんでしょう」「おお!あったま…

DDT

長年の疑問が解けた。DDTという殺虫剤にまつわる私の記憶に関する疑問だ。記憶1。私が小学一年生のとき全校生徒が校庭に整列させられた。何かと思っていたら、保健所の人が来て噴霧器でDDTの粉を私たちの頭からかけた。記憶2。近鉄電車の駅の改札口…

琵琶湖毎日マラソン

朝日新聞スポーツ欄。三月に行われる「琵琶湖毎日マラソン」の記事。話題の出場選手は、アテネオリンピックで、沿道から飛び出した男の妨害を受けながら三位になったブラジルのデリマ選手、そして日本歴代二位の記録を持つ藤田選手だ。それは良いのであるが…

母校の先生に追い返されたこと

寝屋川市の小学校で、卒業生の少年が三人の先生を殺傷した。悲しいさびしい事件だ。卒業生がやってくる。先生が、よー!と迎える。こういう情景を思い浮かべるのが普通だろう。もちろん、そうは行かないこともある。私は、高校のとき美術部だった。絵を描く…

キンカン

このところ、家内が作る金柑の甘露煮をよく食べている。好きなんです。十数年前、大阪から奈良に引っ越した。私たちが越した家の前の持ち主は老夫婦で、戦時中や戦後、食べ物に困ったので、庭には実のなる木ばかり植えたと言っておられた。たしかに夏みかん…

がんばれ!大阪市職労!

大阪市の職員厚遇が問題になっている。大阪市が、180億円の優遇措置打ち切りを通告し、労働組合が抵抗している。カラ残業とか、やみ手当てとかがいけないという意見が多いが、前にも書いたように、サービス残業や過労死、リストラよりはるかにすばらしい。日本…

「アレキサンダー」

映画、「アレキサンダー」を見に行った。前に見たのは「スクール・オブ・ロック」、その前が「ラットレース」。どちらも、十人ほどの客であったが、今日は数十人は入っていた。切符売場で、夫婦連れで、どちらかが50歳以上だと、千円になるという。ウチは、二人と…

婚約指輪

高校の同窓のA君が亡くなった。学生時代は知らなかった。私が結婚する時、友人のS君に、「Aの店で指輪買ったら?」と言われて初めて知った。S君に店に連れて行ってもらった。大阪でも有数の繁華街の堂々たる店だったので感心した。創業何百年と聞いて、…

先日、猛烈な反感を持って読み始めた「進化しすぎた脳」は面白い。「大脳生理学の最前線」は刺激的です。読んでいる途中でなぜこういうことを書くかと言うと、読むはしから忘れるからだ。今のうちにほめておこう。電車の中で読んでいて、「クオリア」という…

人工衛星

新聞によれば、東大阪市の「宇宙開発協同組合」の理事長が辞任するらしい。この組合は、「物作りの町」東大阪市の中小企業が「人工衛星を打ち上げる」ため作られたものだ。「人工衛星」と聞くと、私たちの年代の男は胸が高鳴ると思う。小学生のとき、ソ連の…

「運命の法則」

新聞の本の広告。天外し朗著(「し」は人偏に司)「運命の法則」私は、学校で習った法則以外の法則を信じない。学校で習った法則は忘れてしまったから、私が信じている法則はない。広告を見てうれしかった。天外さんを「えらい人」と思っていたからだ。なぜ…

「ようこそ!ジャパン・ウイーク」

きのうから、「ようこそ!ジャパン・ウイーク」だ、と新聞に書いてある。海外からの観光客を増やそうという主旨の政府の企画らしい。奈良のお寺では、普段公開していない建物や仏像を公開する。海外からの観光客にだけ公開するのでしょうか。新聞には、東大寺や薬…

「砂に書いたラブレター」

5月にやるライブで、パット・ブーンのヒット曲「砂に書いたラブレター」をYさんが歌うことになった。1月のライブでは、速くて、高い音域の曲ばかりで、Yさんが酸欠で最後の「ダイアナ」で「口パク」状態になってしまったので、ゆったりしたテンポの曲を入れよ…

国会中継

風邪で休んでいる間に、テレビで国会中継を見た。紙芝居を見ているような感じだ。テレビで見ていてさえなんとかならんのかと思うのだから、議員たちは大変な苦痛を味わっていると思う。居眠りするなと言うほうが無理だ。自民党の西野あきらさんが出ていた。…

風邪

2月1日の朝、目を覚ましたがなんだかボーっとするので熱でもあるのかと体温を計った。年末に買った新しい体温計だ。マイクロソフトの、デジタル式インターネット対応500万画素大型カラー液晶モニター付音声告知タイプである。センサーをおでこに当てれば一瞬…