若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

127億光年

新聞に「銀河」の写真が出ていた。

この「銀河」は、地球から127億光年の距離にある、と天文学者は言う。

私は答える。
「そうですか。遠いですね」
天文学者は言う。
「わかってるんか?」
「わかってます。光の速さで127億年かかるんでしょう」
「おお!あったまいい!」

そうかな。
頭悪いのではないか。
「127億光年」がどんなモノかわからんのに、「わかってます」と答えるのはおかしい。

光は速い。
そうかな。
おなじみの光と言うと、太陽と蛍光灯だ。
太陽の光が速いとは思えない。
特に今の季節の太陽光は遅いと思う。
歩く速度くらいではないか。

ましてや蛍光灯が速いなどとはとても思えない。
蛍光灯の光が、1秒間に地球を7周半(だったか)するなんて信じられない。

「光」では実感がわかない。
「127億走年」はどうか。
人間が127億年走り続けてたどり着く距離。

「127億光年」よりは実感しやすい距離だろう。
しかし、遠いというより、しんどい。

いずれにせよ、「127億光年」と言われてもピンと来ない。
「10光年」でもだめだ。
「中高年」ならピンと来る。
私のことだと胸を張って言える。