若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「愛のメッセージ」

某金融機関から隔月に小冊子が送られてくる。主に経済問題を取り上げているのだが、最後に「愛のメッセージ」というページがある。結婚披露宴用の、「主としてご年配の、主賓者むきのテーブルスピーチ集です」毎号二つ例があげてある。それほど結婚披露宴の…

授業参観型授業

昨日はギターのレッスン。尊師は、私のエレキギターで疲れ果てた後、引き続きY森さんと女子高生のアコースティックギターで疲れ果てることになっていたのだが、いつの間にか二人はエレキギターになっている。このあたり、尊師のクラスは実に変幻自在で、ヤ…

ロシア軍人捕虜の妻の日記

ソフィア・フォンタイル著『日露戦争下の日本』夫が日本軍の捕虜になって四国の収容所にいるという知らせを受けたソフィアさんは、即座に女中を一人連れてペテルブルグをたちアメリカに渡り太平洋航路で日本に到着、夫が厚遇されていることに感激して日本赤…

幼子イエスの威厳について

あかちゃんには威厳が備わっている。この世でもっとも弱い存在とも言えるのであるが、そんな雰囲気は見せない。「よろしくお願いします」という感じではない。強がっているのでもなさそうだ。泰然自若。権威あるもののごとき態度だ。以前、画集でルネッサン…

いつもおせわになります

昨日は、ヤマハボーカル科、尊師のクラスのエリート達の勇姿を撮影に行った。尊師のクラスのエリートというと当然地獄の狂獣K原君も入る。会場の店の前でK原君のご両親と出会った。私の顔を見ると、お父さんは、「いつもお世話になります」と言われた。別…

背番号8

NHKテレビ、「新日本紀行ふたたび」。昔の番組「新日本紀行」の再放送と、その現在の様子を伝える、楽しくもあり、時の流れを感じてしみじみさせられる番組でもある。大体30年ほど前に放映されたものが多い。30年前というと、私が30歳であるから、つい昨…

インターネット広告

インターネット上の広告が増えているらしい。テレビや新聞、雑誌の広告は減っているというのだから、広告主から見てインターネットが「良い媒体」なのだろう。不思議なことである。私にとって、インターネット上の広告は存在しないのと同じだ。目に入らない…

ジャムパン

朝のテレビで「野球上達商品」を紹介していた。「バッティングフォーム矯正用バット」というへんてこなバットは、理屈がよくわからなかった。「捕球動作習得用グローブ」はよくわかった。この「グローブ」は、スポンジ製の板みたいなものである。板を手には…

有森裕子講演会

べっぴんさんであった。べっぴんさんとは、かしこさと力強さを感じさせる女性である。これまでいろんな人の講演を聞いたが、金メダル候補だ。「私は、皆さんにこれを伝えたいのです!」という気合に満ちていた。走るより話すほうが向いているのではないか。…

「美化される30年代」

朝日新聞で記者が若者に警告している。「最近、映画や雑誌などで昭和30年代をいい時代だったかのように描いているが、だまされてはいけない、貧しい時代だったのである」という趣旨だ。人間の脳は、だいたい「昔はよかった」と思うようにできているのではな…

ファンタジー

「ナルニア国物語」のヒットを受けて、インターネット上では、続編の「ヘルニア国物語」が様々なバージョンで公開されている。ここに語られるのは、若草鹿之助商店バージョン「ヘルニア国物語」である。ヘルニア国!なんというファンタジックな響きであろうか。…

市田柿

みんな市田柿が好きだ。百人いれば百人とも好きだ。こうなると好みの問題ではない。人間は市田柿が好きなようにできている。人間とは道具を使う動物であるとか、いや、火を使う動物だ、ちがう、言葉を使う動物だなどと色々言うが、「人間とは、市田柿が好き…

短歌鑑賞

今日は木曜。朝日新聞奈良版の「大和歌壇」の日だ。「歌壇」だけでなく、「俳壇」も「柳壇」もいっしょに掲載されるのだが、家内が歌人妻だから「歌壇」を真っ先に読む。今日、家内の歌が出ていたので、その自慢をしたいのはヤマヤマであるが、残念ながら、…

『天皇・天皇制・百姓・沖縄』

著者の安良城盛昭さんは、東京大学助教授、沖縄大学学長、大阪府立大学教授という経歴で経済史が専門である。非常に攻撃的な人だと思った。歴史家の網野善彦さんを徹底的に批判している。いろんな資料をあげての全身全霊的批判である。私は網野さんの本を何…

重大判決

先日、朝日新聞奈良版に重大な判決の記事があった。奈良地方裁判所の「ポイすり替え認定」判決である。「ポイ」というのは金魚をすくう道具だ。なぜ「ポイ」というのかだけでも大問題であるが、ポイにからんだ大事件に関する判決が出たのだ。2003年に大和郡…

手持ちのおカネ

今日も朝から、「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」だった。電車に小学一年生くらいの女の子とお母さん。お小遣いの使い方についてお母さんがアドバイス、というか二人で相談している。楽しそうで結構である。とりあえず「チャオ」を買うことに決めたようだ。「チ…

おしゃれ魔女ラブ&ベリー

今日の朝日新聞で、「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」を取り上げているのを見て、グッドタイミング!と思った。昨日、近くのスーパーで、このうわさのゲームを初体験したところなのである。家内が買い物している間、客もまばらな衣料品売り場でボーッと立っていた…

先生を囲んで

今日は妹の大学のクラス同窓会だ。私は出ません。先生が出席されるのであるが、明治43年生れというから96歳である。明治43年生まれの先生を囲む同窓会!先生を偲ぶ同窓会ではない。見舞うのでもない。出席されるのである。立派である。二十年ほど前、伯父が9…

昭和最先端理容院

昨日書いた散髪屋さんは、「レトロ」な感じを売りにしようとしている。業界では珍しいと思うが、「売り」になるのかどうか心配だ。昔、私を悩ませた散髪屋がある。三十年ほど前、仕事で大阪市内の下町によく行った。空襲で焼けなかったんだな、と思わせる古…

衝撃の変身

近所の散髪屋「ヘアーサロン・アート」が改装工事中だった。バス通りに面した、大きなガラス窓のある店だ。二十年か三十年前に開店したときはかなりモダンな店構えだったと思う。今でも古びた感じもしないし、特に改装が必要とは思えない店を、どう変えるの…

春のしるし

桜が咲きかかってるのか散りかかってるのかよくわからない。テレビでお花見のどんちゃん騒ぎの映像を流していたから、もう散りかかっているのかもしれない。満開のところもあれば散りかけのところもあるのだろうか。先日テレビで見たワシントンの桜は満開だ…

短歌鑑賞

家内が、ある短歌結社の歌誌を貸してもらったというと駄洒落のようだ。素人のヘンな作品は、歌人の普通の作品より面白い。エレキギターといっしょだ。短歌や俳句の世界は高齢化が激しい。「年老いて忘年会のお呼びなく残り物にて食事を済ます」わびしい。「…

村上重良『日本史の中の天皇』

副題が「宗教学から見た天皇制」となっていて、「大王から天皇へ」、「祭祀王・天皇」「三種の神器」などの問題について詳しくわかりやすく書いてあるので、読み終わると一気に賢くなったような気がしてうれしい。今、天皇について試験をされたら、60点くら…