若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

おしゃれ魔女ラブ&ベリー

今日の朝日新聞で、「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」を取り上げているのを見て、グッドタイミング!と思った。昨日、近くのスーパーで、このうわさのゲームを初体験したところなのである。

家内が買い物している間、客もまばらな衣料品売り場でボーッと立っていた。売り場の一角に幼稚園くらいの女の子が数人集まっているのに気づいた。経験したことがない状況を把握するのは難しい。
女の子が集まっていると思ったのだが、一列に並んでいたのだ。レジに並んでいるのだと思った。女の子ばかり並んでいるのは不思議だなと思って見ると、レジではなく小さな箱の前に並んでいた。

何かの自動販売機だと思ったが、よく見るとゲーム機だった。女の子が色々操作している。画面でおしゃれな女の子が踊っているのを見て、ははーん、これがうわさの「おしゃれ魔女ラブ&ベリー」か、とやっと気づいた。

女の子は次々とカードを入れる。すると、画面の女の子の服や靴や髪形が変わる。着せ替えてから、音楽に合わせて踊るようだ。
しばらくして、ゲーム機の横に母親が立っているのに気づいた。母親は、アルバムのようなものを二冊持って開いていた。そこにはぎっしりとカードが並んでいた。カードの量はハンパじゃない。

女の子は、母親が開いている「カード帳」を猛スピードでペラペラッとめくってカードを選ぶ。ダンスが始まると、女の子はゲーム機のボタンをたたいてリズムを取っている。私から見ればお粗末な、しかし女の子から見れば豪華ケンラン夢のような画面で、ダンスはあっという間に終わった。

またも女の子は、カード帳を猛スピードでめくってカードを選び出してダンスを始めた。

待っている女の子たちは、胸にカード帳を抱きしめて実におとなしく並んでいる。私は、このゲームのシステムについて女の子たちに聞きたかったが、凶悪な事件が相次いでいる現状に鑑み自粛した。

自粛するかわりによく観察した。
なんかヘンだ。待っている子は、ゲームを見ようともしない。している子も全然楽しそうじゃない。モクモクとこなしているという感じだ。母親も憮然とした表情だ。大きなお世話であろうが、もう少し楽しそうにしてもらいたい。

これではまるでゲームのメーカーであるセガが、子供を食い物にしてカネを巻き上げている悪徳業者のように見えるではないか。