若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

授業参観型授業

昨日はギターのレッスン。
尊師は、私のエレキギターで疲れ果てた後、引き続きY森さんと女子高生のアコースティックギターで疲れ果てることになっていたのだが、いつの間にか二人はエレキギターになっている。

このあたり、尊師のクラスは実に変幻自在で、ヤマハのカリキュラムを逸脱していると言うのか超越していると言うのか、私もエレキがメインであるが、時にはアコースティックギター、たまにはボーカル、まれに振り付け、衣装指導と、まあ音楽の世界でも食べていけるよう一通りのことは教えてもらっている。

私は、自分のレッスンが終わってからも、次の時間によくずれ込む。
尊師が、鹿之助さんもいっしょにどうですかと言われるからだ。
きのうはY森さんがお休みで、エレキギターを買ったばかりの女子高生の初級クラスに付き合った。

私は習い始めて14年目になるが、初級クラスがぴったりだと思った。
永遠の初級クラスである。
「初心忘るべからず」
忘れてません。
これだけは世阿弥に対して、引け目を感じることなく胸を張って堂々と断言できる。

昨日は、初級ブルースバッキング。
尊師の女子高生に対する「ここが肝心」という注意を新鮮に感じた。
私も同じことを言われて忘れたのかもしれないが、言っても無駄という尊師の鋭いカンに基づき言われなかった可能性もある。

いずれにせよ、注意されているのが女子高生であって私ではないというのは気が楽だ。
私は、彼女のレッスンを傍聴しているだけだ。

勉強嫌いをなくすのに、これはいい方法かもしれない。
「授業参観型授業」

中学一年生A組の英語の授業を、B組の生徒が隣の部屋で見ている。
先生が、「これは覚えないとダメです!」と言う。
言われているのはA組の生徒だ。
B組の生徒は、ハハーン、あれを覚えないとダメなのかと思うが、自分に言われてるのじゃないので気が楽だ。

試験も同時にする。
あくまでも試験されているのはA組だ。
B組には、「ついでだからキミ達もやってごらん」というノリでやらせる。

30点しか取れなかったA組の生徒は叱られるが、B組の30点の生徒はA組の30点の生徒が叱られるのを見ているだけだ。

この方法で、勉強嫌い、学校嫌いが大幅に減らせると思う。