家内と、南京玉すだれの公演を見に行きました。
南京玉すだれ八房流の発表会です。
南京玉すだれについて無知な人は、南京玉すだれに流派なんかあるのか、と驚かれると思いますが、私も驚きました。
あるんですな。
あつ子さんが出演するので見に行ったんです。
あつ子さんというのは、「鹿せんべい飛ばし大会オフィシャルテーマソング鹿せんべいツイスト」を熱唱する若草鹿之助を熱烈応援してくれたうら若き女性です。
若草鹿之助を応援するというだけで、ヘンな女性にちがいないんですが、彼女が雅楽をやってると聞いたときには、相当ヘンだと思いました。
雅楽でっせ。
ヘンでしょ。
知り合いに雅楽をやってる人が二人いる。
私もヘンか。
相当ヘンと思ってたあつ子さんが、南京玉すだれをやってると聞いたときには、ヘンを通り越してると思いました。
共通するキーワードは、え〜っと、「日本固有」でもなく、「オリエンタル」でもなく、う〜ん、共通するキーワード、やはり「ヘン」かな。
会場の郡山城ホールに行ってきました。
衣装がヘン、じゃなかった派手ですね。
カラフルなもんぺ、と思ったら、「たっつけ袴」というんだそうです。
私のエレキギターの尊師が、いつも言ってましたね。
ステージ衣装はちょっと派手ではダメ、ムチャクチャ派手でないとダメ。
私も尊師の忠告は守ったつもりです。
あつ子さんのようなうら若き女性はほとんどいなくて、高齢女性が多かったです。
高齢女性がド派手なたっつけ袴で歌って踊るんですが、以前八尾市文化祭で見た、ジャズダンスグループの、ハイレグレオタード高齢女性に比べると、おとなしいもんだと思いました。
目をそむけたくなるということはなく、よかったです。
なかに混じったあつ子さんは、気高く優雅に見えました。
楽しげに南京玉すだれを操るあつ子さんを見てると、ほんとに幸せな気分になって、このままいついつまでも時の果てるまで心ゆくまで南京玉すだれを続けさせてあげたいと思ったのであるが、会場で見守るあつ子さんのお母さんは、そんな気楽なことは考えてなかったと思います。
いや〜〜〜、ここでも、中高年女性のパワーを見せつけられたのであった。
プログラムの中に、「曲独楽」というのがありました。
伏見龍水という芸人さんが、独楽の曲芸をやりました。
さすがプロ!という感じで気持ちよかった。
活きのいいしゃべりと芸風が、いかにも江戸前という感じで、かっこいいと思ったんですが、帰ってからネットで調べたら関西の芸人さんということで、私には江戸前も何もわかってないということがわかりました。