若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

エラー修復

今日は人物画教室。

先週、先生に大幅になおされた。
私としては、まあこんなものかな、と思っていたのだが、先生は一目見て、笑いながら、「おっきなからだやねえ」と言った。

まあこんなものかなとは思いつつ、なんかヘンかな、とも思っていた。
モデルさんが、椅子にドンとすわってる感じが出ていないのである。

例によって、先生は、口でいうより手の方が早いと、容赦なく筆を入れる。
身体が細くなって、角度がやや変わったなと思ったら、モデルさんが、椅子にどっしりすわったではないか。
ついさっきまで、居心地が悪そうに、お尻を浮かせている感じだったのに、今や、遠慮せず堂々とすわっている。
えらいもんですね。

今日は、クロッキーも見てもらった。
一枚目、モデルさんが立って、腰に手を当てているポーズ。
見るなり、先生は、う〜ん、とうなった。

「このポーズやと、肩の骨は、こうでっしゃろ。背骨はこう曲がって、腰骨はこうやから、右の腰があがっとるはずやね。だから、右の腰が、ぱーんと、右の方に張ってんといかんわね」

おお!
そうでした!
これを描いてる時、モデルさんの腰が、右にぱーんと張ってるのに、その感じが描けてないなあ、これではだめだなあ、と思っていたのである。

先生は、私のエラー画像から、正しいポーズを修復再現できるのですな。
こうして、やさしく教えてもらえるのが、カルチャーセンターや、ヤマハ音楽教室のいいとこです。
パッシーン!と、張り飛ばされてもしかたないとこですよ。