若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

7000万年前の恐竜の化石

ゴビ砂漠で、約7000万年前の恐竜の化石が発掘された。

岡山の博物館が発掘したようで、テレビで説明していた担当者は、ほんとうにうれしそうだった。
ずーっと、にこにこしていた。
とちゅうから、この人、だいじょうぶかな、と思うほど、にこにこしっぱなしであった。

あまりにこにこしている人を見ると腹がたつもんだが、そんなことはなかった。
7000万円拾ってこれほどにこにこされたら腹が立つが、7000万年前の恐竜発掘でのににこにこは、いくら心の狭い私でも許せるようだ。

だいたい、7000万年前とは?
どれくらい確かなんでしょうか。
誤差1割として、7000万年±700万年。
誤差5%として、7000万年±350万年。

えらい「ハバ」があると思います。

若草鹿之助の化石発掘。
化石の特徴から見て、21世紀を代表するイケメンナイスミドルかもしれないが、ひょっとすると、イケメン北京原人かもしれない、というくらいのハバがある。
いずれにせよ、イケメンに変わりがないのが救いだとはいえる。

「7000万年前」を私の頭で扱うのは苦しい。
せめて、4、5000年前までにしてほしい。

数字というのは不思議である。
地球誕生45億年とかいう。
ぼうぜんとする数字だ。

しかし、45億円といわれても、ぼうぜんとはしない。
いや、45億円の札束を目の前に積み上げられたらぼうぜんとしますよ。
ヘナヘナとすわりこむかもしれない。
私の目の前に、45億円の札束を積み上げる際には、椅子と、水をコップ一杯用意してください。

45億円といわれただけではびっくりしないということです。
45億年は、私の頭からはみ出してしまうが、45億円は頭に納まる。

頭に納まるばかりか、この手に納まる可能性もある。
ひょっとして、どんなうまい振り込め詐欺の手口を思いつくかもしれない。

そんなヤバい話でなくてもいい。
今年から油絵を描き始めたので、45億円という金額は、私にとって、ぐっと身近なものになった。

ゴッホピカソの例もある。
油絵を描いてると、金銭感覚が麻痺してよくないと思う。
油絵より恐竜の方が健全だ。