若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

模写

ここ数年、家では肖像画を描き、美術予備校では模写をしてます。

模写をするというのは、その絵をよく見るということなんだと気づきました。
模写しなくてもよく見てるという人もいると思いますが、私は、模写するのとしないのとでは大違いです。

模写せずに見たというな、という気がします。

一人で模写はだめですよ。先生についてもらって模写。
先生にあれこれ言われながら模写。

一から十まで先生の言うとおり模写。

ルネッサンスの巨匠、ベッリーニの『レオナルド・ロレダン』の模写をはじめてついに一年。

先生によれば、もうほとんど完成だそうです。
何ヶ月か前からそう言われてます。
もちろん、私レベルでの完成ということです。

先日、先生の模写を見せてもらいました。
19世紀フランスアカデミズムの巨匠ブーグローの作品です。
すごいと思いました。
このレベルは、私にはムリ。

さて、今回は、「明暗をもう少していねいに見ていきましょう」ということです。
なるほど、ていねいに見てなかったなあと思いました。

描きながら、こういう巨匠って、なにかなと考えました。
カメラマンかな。
カメラかな。

カメラだとしたら、すごいカメラですよ。
2800万画素とか、レンズはなんだとか。

私は一年がかりで模写ですが、ベッリーニさんはそうはいかなかったと思います。
商売ですからね。

商売とはいえ、何十億もらったわけじゃない。
やっぱり、腕のいい写真屋さんかな。

それにしては、スゴミがあると思いますが。