若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

クロッキー教室

きのうから、カルチャーセンターの、クロッキー講座にも参加する。

人物画講座で、デッサン力のなさを痛感した。
狂っていることが自分でわかればまだいいのだが、わからない。
自分では、こんなもんだろうと思っているのを、一目見た先生に、「こんな長い腕はないでしょう」とか、「うわー、大きなからだやねえ」とかいわれる。

いわれて、見直すと、やはり狂っている。
なんとかならんのか。
先生は、石膏デッサンをしなさいという。
そんなおもしろくないことはしたくないといったら、クロッキーはどうかということになった。

クロッキーというのは、「人体速写」だ。
したことはないが、漫画を描くのは好きだったから、「速写」くらいできるだろう。
それで人体に関するバランス感覚が身につくなら、楽なもんだ。
というような考えで、クロッキー講座を受けることにした。
熱心なのか、横着なのか難しいところだ。

生徒は、人物画教室より多かった。
中高年女性が二十人ほどと、男が五人。
満席状態である。
五人の男のうち三人は、私と同じ、新しい参加者だ。
どこでも女性ががんばってますね。

モデルさんが出てきた。
人物画教室と同じ女性だった。

10分、5分、3分と、次々とポーズを変える。
あたり前だが、どのポーズも、「絵画用」だ。
人物画教室で、じーっと座ってるときは、素人みたいだったが、こうしてポーズを繰り出されると、立派な「プロ」だ。

5分、3分となると、結構忙しい。
2時間みっちり描いて、疲れ果ててしまった。
しかし、どれほど疲れ果てようとも、クロッキーでグロッキーなどというしょーもないことは、決して口にするまいと誓ったのであった。