若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

羽生選手

男子フィギュアスケートをテレビで見てました。

見ると言ってもすべってるのがわかるくらいです。

ジャンプだと1回転2回転3回転までは見分けがつくけど、3回転と4回転のちがいはわかりませんし、「アクセル」とか「ルッツ」とかなんのことかわからない。

こけたとかこけそうになったくらいはわかる。

 

ちがいがわからない私ですが一昨日のショートプログラムで羽生選手が登場した時は、ひと目見ただけで「おお!」と思いました。

他の選手とちがう。

「選手」という感じじゃない。

他の選手は「応援よろしくお願いします!」「採点よろしくお願いします!」という感じです。

羽生選手は、というより羽生氏はというべきか、見た感じよろしくお願いしてない。

「私のスケートをご覧に入れましょう」

「皆様どうぞごゆっくりお楽しみください」

「審査員諸君、点をつけたければつけるがよい」

こんな感じで登場した。

審査員の中には「なめとんのか!」と怒りだす人もいるんじゃないかと心配しました。

怒る人はなかったみたいでとてもいい点でした。

 

きのうのフリーも登場した瞬間、あっちの世界に行ってるのがわかった。

別世界の人という感じ。

 

他の選手は演技がすむと、ハアハアゼイゼイ今にも倒れそうだったり、「やったぜ!」とうれしがったり、ご苦労様という感じでしたが羽生氏はちがいました。

ハアハアゼイゼイなし。

やったぜ!もなし。

あっちの世界に行ったきり。

「私はキミたちと住んでる世界がちがうのよ。苦しうない、よ~く見るがよい。目がつぶれることはない。見るのは良いがさわるでないぞよ、汚らわしい」

 

審査員も恐れ多くて採点できないという雰囲気で、こけなかったしこけそうにもならなかったから私にも納得の高得点であった。

 

終了後のあいさつでは世界のファンを意識してか英語を混ぜるし、なんちゅうかもう触らぬ神に祟りなし的圧倒的存在感。

すなおにステキでございます♡!