若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

豪華客船とディズニーランド

先日の朝日新聞京都大学名誉教授佐伯啓思さんが、スロベニアの哲学者ジジェクの言葉を紹介してました。

 

「今回のコロナ騒動でひとつよかったことがある。それは豪華客船のような猥雑な船とはおさらばでき、ディズニーランドのような退屈なアミューズメントパークが大打撃を受けたことだ。」

 

佐伯さんは「これほど物騒なことをいう気は私にはないし『不要不急』が不必要だとは思わないが、彼の言い分を忖度すれば『不要不急』にもいろいろあるということだろう。」と書いてます。

「いう気はない」と言ってますが言いたかったんじゃないかと邪推します。

「よく言ってくれた」という感じかな。

 

阪神大震災の時のリビアカダフィ議長の言葉を思い出しました。

「これは魂を経済に売り渡した日本国民に下された天罰である」

 

ちょっと言えませんよ。

ドキッとしました。

胸に手をあてて考え込んでしまった。

一瞬ですが。

 

宗教家でこういうことを言う人がいてもおかしくないと思いましたが誰も言わなかったみたい。

 

ジジェクさんの発言は、さすが哲学者!と私は思いました。

なんかわからんけどそう思いました。

 

ディズニーランドファンの女性を知ってます。

30代の彼女は通い詰めてる。

写真をとりまくるというので何をとりまくるのか聞いたらミッキーマウスだそうです。

なんで着ぐるみをとりまくるのか聞いたら、「表情がちがうんですよ~!」とからだをくねらせた。

き、き、着ぐるみの、ひょ、ひょ、ひょ~じょ~を泊りがけでカネを払って・・・。

 

彼女がちょっとおかしいのか着ぐるみのミッキーがちょっとおかしいのか、いずれにせよなにかどこかちょっとおかしい。

 

「いいじゃないかにんげんだもの」の領域かもしれない。

あいだみつをでいくかジジェクでいくか、むずかしいところである。