朝日新聞の読者投書欄。
「堀江語録には自省心が必要」
堀江社長の「人の心は金で買える」という発言が批判されているが、人間には金で心を動かす弱い面があり、金で動かざるを得ないつらい場合もある。金で動かされないだけの強い心、主義主張を持っているのか自ら省みる必要があるのではないか、という趣旨である。
なぜこんな投書をのせるのか朝日新聞に問おうとしてやめた。
家内の名前だ。
家内に問う。
なぜ私を出し抜いてこんな投書をしたのだ。
堀江さんが人の心は金で買えると言ったと誰かが言ったとき、私は何とも思わなかった。
言葉は口からでまかせが基本だと思っているからだ。
財界の偉い人や自民党の偉い人が、けしからんと怒ったときも何とも思わなかった。
堀江さんは、心とは何かとか、心を買うとはどういうことかとか考えたうえで言ったのではないだろう。
みかんで大もうけした紀伊国屋ホリエモンが吉原に行く。
「おいらん!おめえを買ったぜ」
「あちきは身体は売っても心は売らないでありんす」
ここで、財界の偉い人や自民党の偉い人登場。
「感動した!心を買うなんて許せん!わしは体を買おう」
心を売らなかったおいらんに表彰状を渡しているところを体を買った人売春禁止法違反でタイホ。
紀伊国屋ホリエモンは違う。
「体に用はねえ。心だ」
「ぬしさんはプラトニックでありんすなあ」
「千両で心を売ってくれ」
「売りましょう」
「ハイ、千両」
「ハイ、領収証」
千両箱を置いてさっそうと立ち去るホリエモン。
堀江さんが「心を買う」と言ったとき、この程度のことを考えていたのではないか。
財界の偉い人や自民党の偉い人はなぜ怒ったのか。
つい最近も心を売ったことがあるからではないだろうか。
自分のことを言われているようで腹が立ったのだと思う。
とりあえず、財界の人に注意しておこう。
心に金を払わなくていいが、残業代は払わなければいけませんよ。