若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

二極化

「中」が減って、「上」と「下」だけになっていくことである。
といってわかりにくければ、「竹」が減って、「松」と「梅」だけになっていくことである。
「上」と「下」だけになっていく、といっても、「上」がどんどんふえるわけではない。「上」がどんどんふえるのはいいことだろうか。

中国では、億万長者が激増しているらしい。
結構なことのように思える。
日本でも、「成金続出」という時代があった、というか、今もそうか。
中国では、これから「中」がふえるのだろう。
そのときに初めて、ホントの「中国」になる。

何の話か。
二極化だ。

テレビで、「ドバイ」をとりあげていた。人口140万人の国である。画面にキンキラキンの夜景が映ったとき、ニューヨークかと思った。世界一の高層ビルをはじめ、凄まじい建設ブームである。

世界経済のからくりを知らない私は、ドバイは破滅すると思った。常識的には、破滅への道をひた走っている。神罰が下りそうな雰囲気なのである。
地獄に道連れの人も多いように思える。

ハデな話は気分が悪い。地味な話でいこう。

散髪屋さんが困っている。安い散髪チェーン店がふえている。「下」がふえているのだ。この場合、「下」といういい方は、不適当かもしれない。

芸術系国立大学のピアノ科の大学院を出た女性が、家でピアノを教えようかと思ったら、近所に、ワンレッスン500円で教えている人がいて、がっくりきたとぼやいていた。

と思うと、個室で、海が見える診察室がウリの歯医者さんがある。

セレブ奥さまお嬢様の美容院も、個室にしたり、いろいろアイデアを競っている。お菓子や、ワインやカクテルを出す店もあるそうだ。

カクテルで問題になった店がある。
マティーニや、スクリュードライバーなら問題にはならなかった。
マルガリータを頼んだ客がいたのだが、何を勘違いしたのか、その客を丸刈りにしてしまって、大騒ぎになったそうだ。