若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

天皇発注

昨日読んだ白河天皇の発注ぶりはすごい。
毎日のように、お堂や五重塔や三重塔、仏像仏画を発注しまくっていたようだ。

昨日、阿弥陀如来立像を発注したかと思ったら、今日は釈迦三尊像と三重塔。
メチャクチャに注文してくれる。
いいお得意さんだ。
公共事業みたいなものだったのか。
「仏像族」とか「五重塔族」とかいうような人たちがいたのだろうか。

白河天皇が好きだっただけではなくて、「族貴族」が陳情して作らせたのだろうか。

今の天皇は発注できるのだろうか。
できそうにない。

昭和天皇は、相撲や野球やテレビ番組について一切好き嫌いを言わなかったそうだ。
たしかに天皇が熱烈なタイガースファンで「六甲おろし」を歌ったりするのはおかしいように思うが、おかしいと思うほうがおかしいとも言える。

好き嫌いを言ったり、選んだりすることができないというのは大変だと思うが、慣れでしょうか。
少なくとも、奥さんを選べるようになっただけましか。
しかし、自分で選んだ分、苦労しているとも思える。

雅子さんがわがままだという人がいる。
皇族崇拝者に多いのは当然だ。
皇族崇拝者はわがままだ。
それに気づいたのは私が高校の頃だ。
雑誌で、「右翼の大物」のインタビュー記事を読んだ。
名前は忘れたが、「政財界に隠然たる影響力を持っている」と書いてあった。

その人が、昭和天皇のことをほめたたえた後で、当時の皇太子について、帝位を継ぐにはまだまだ勉強していただかねばならぬ、と言ったのだ。
私は、右翼というのは、無条件で天皇や皇太子を敬うのだと思っていた。
この人のほうが上なんだな、とヘンに思った。
自分の思いのほうが優先だ。
尊皇家というよりストーカーに近い。

私は皇室に特に注文はないが、女性皇族の「正装」は何とかならないのかと思う。
ファッションに詳しくない私が言っても説得力はないが、ヘンだと思います。
あれが「正しい」のでしょうか。
正しいとしても、ウチの奥さんにはしてほしくない格好だ。
もしあんな服を着るなら私は離れて歩こう。
もし、私から少しはなれたところを、あんな服を来て歩いている女性がいたら、ウチの奥さんです。