若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

レオノールちゃん

朝日新聞の記事。

「スペインのレティシア皇太子妃(33)が31日未明、マドリードの病院で第一子となる女児、レオノールちゃんを出産した。・・・・AFP通信によると、レオノールちゃんが王位を継げば19世紀半ばのイサベル2世以来の女王となる。」

なれなれしいではないか。
愛子様」とえらい違いだ。
なぜ「レオノール様」と書かないのだ。

スペインの今の憲法では、男の子が生まれなかった場合に限り女王が誕生する。
その規定を、男女平等、第一子優先へ変更しようという動きもあるそうだ。

どこの皇室も大変だ。

日本の皇室も、蘇我氏物部氏に大きな顔をされていたと思ったら、藤原氏が娘をヨメにしろとか、皇太子はあっちがいいとかうるさいなあと思ってるうちに、清盛がしたいほうだいするので困ってたら、頼朝が勝手なこと言い出すし、応仁の乱や飢饉でひどい目にあったことを思えば、家康に押さえつけられてるほうがまだましかとあきらめて二百年もたてばそれが当たり前、今が一番いい時代かなと思ってると、尊皇攘夷とか、おいどんはとかわけのわからんことを言い出すヤツが現れて、王政復古はいいけれど、馬に乗れ?大元帥とは誰のこっちゃ?神武はんや雄略はんの時代やあるまいし、え?国民国家?富国強兵?わかりました、と言ってるうちに爆弾雨あられで今度は象徴?平和と民主主義?この国の人たちはいったい何を言い出すやらと首をひねってるうちに女帝論議がはじまるのを見れば、ええかげんにしてやと言いたくなるのがふつうであるが、じっと我慢しておられるのは千数百年、ある時は智恵をしぼり策略をめぐらし、またある時は丸投げあなた任せ、もまれにもまれてきた強さですね。

それにしても、皇位継承についての議論がはじまってみると、私達が、天皇家を動かす蘇我氏藤原氏の役を演じることになってるように思えてくる。
私は蘇我馬子か。
いや藤原道長がいいな。