若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

還暦ギター

ギターを買った。
二本目のギターだ。
これまでにギターをほしいと思うことはあったが買わなかった。
一本のギターもろくに弾きこなしていないのに買っても仕方がない。
見て楽しむ趣味はない。

今回買う気になったのは、発表会でベンチャーズの「10番街の殺人」を弾くことになったからだ。
今持っているギターでベンチャーズを弾くのはいささか具合が悪いのである。
なにがと言われても困るのであるが、なんとなくさしつかえがある。

で、ベンチャーズを弾いてもおかしくないようなギターを買う気になった。
どれにしようかと迷いながらギター雑誌を見ていて、これだ!と思った。

アメリカのエレキギターの老舗フェンダー社が、創設60週年を記念して「フェンダーストラトキャスター60thアニバーサリーモデル」を発売したのだ。
私の還暦をフェンダー社をあげてことほぐかのような快挙ではないか。

いつもの楽器屋で日曜に注文したら、昨日店の若者U君が家まで持ってきてくれた。
ギターにもケースにも「60」という文字がサンゼンと輝いている。
いいんじゃないでしょうか。

フェンダー社のギターは誕生以来60年、数々のギタープレイヤーの手で、世界のステージで、また録音スタジオですばらしい演奏を繰り広げてきた。
私は誕生以来60年・・・(-_-;)

早速弾いてみた。
愛用のギター、ギブソンレスポールよりヘタに聞こえるような気がした。
私のアラが目立つように思う。
早く主人である私になれてほしいものだ。

ギターを持ってきてくれたU君と話をしていたら、彼のバンドがメジャーデビューを目指して全国でライブをして回ることになったという。
そこからが大変なのだろうが、りっぱなもんだ。

よきライバルとしてがんばろうと、U君とかたく握手をした。
私のステージの前座に使ってやってもいいといったら喜んでいた。

バンド名は「AIR MASTER」だったかな?
デビューCDを聞いた。

「現在大ヒット中の曲です」といわれたら、そうか、とも思うし、「ヒットしませんでした」といわれてもそうか、と思うと思った。
よくわからない。

まあ、私が「これはいい!」と思うようではダメなことはたしかだ。
チャンスはあるんじゃないでしょうか。