昨日はプラチナ、今日はゴールド。
リッチな日記である。
先日買ったエレキギターを、ゴールド仕様に改造すべく楽器店に預けてあったのができあがった。
買ったギターは、「フェンダー社設立60周年記念ストラトキャスター」というモデルである。
このギターは、米国フェンダー社の60年にわたるギター製造技術と情熱のすべてを注ぎ込んだ究極の逸品というわけではなく、「フェンダー社設立60周年記念モデル」といううたい文句以外には、特別のとりえはない、ごくふつうのギターだと思う。
これを買った時、楽器店の若者が、「ストラトキャスターのゴールド仕様はかっこいいですよ」と写真を見せてくれた。
ふつうは金属部品が銀色だが、これはキンピカだ。
かっこいい!
豪華である。
すぐ注文した。
私は、ギタリストとしては、どちらかと言うとテクニックで勝負するほうではなく、ルックスで勝負するほうである。
私のように、いわゆる華のあるギタリストは、ステージに立っているだけで客を満足させてしまうので、どうしても技術がおろそかになる。
逆に、見てくれがぱっとしなくて、うまく弾かなければ存在価値がないというような人もいる。
どちらがいいともいえない。
人それぞれ、特徴を生かすべきだろう。
とにかく、ゴールド仕様のギターは私にふさわしい。
出来上がりには満足した。
ゴージャスである。
表側の目に見える部分の金属部品は、すべて銀から金になっている。
予算の都合で、裏側の部品はゴールドにせず銀色のままだ。
豊臣秀吉がエレキギターを弾くとしたら、このギターだろう。
千利休は、こういうエレキギターは嫌いだと思う。
ゴールド仕様エレキをめぐって意見が対立し、秀吉は利休に切腹を命じる。
そう思うと、このゴールド仕様もおろそかに扱えない。
しかし、秀吉がバンドをやるとしたら、ギターではなくドラムだ。
これがホントの、「たいこ秀吉」ですねっ!