若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

巻物自分史

朝日新聞経済欄では、話題の商品や画期的新製品、ヘンな商品を紹介する。

今朝は、「巻物自分史」を紹介していた。
朝日新聞の記者が、画期的だ!と思ったのか、ヘンだ!と思ったのかは、記事からは読みとれない。

アルバム製作会社のアイデアだ。
写真を11枚と、短い文章を、2メートルの和紙に印刷する。
表装は、正絹の本格的なもので、豪華桐箱に収められている。

豪華桐箱から、正絹表装の巻物をうやうやしく取り出す。
静々と繰り広げると、手すき和紙に記された、私の輝かしき半生が!

はずかしいと思います。

3万9千9百円という価格設定は、「中途半端」、「いじましい」、「貧乏くさい」感じで、私の半生にふさわしいと言える。

しかし、2メートルは短い。
若草鹿之助商店巻物自分史事業部では、25メートル版を御提案。
プールにぴったり収まるところがミソです。

巻物自分史、はじまりはじまり。
生まれた瞬間から、人生街道のスタートである。
巻物をくるくるひろげるにしたがい、一本の道が進んでいく。
いくつかの分かれ道がありますよ。

お!二股に分かれている。
高校入試だ。
A高校に落ちたのが、第一の分かれ目だったな。
くく〜。

くるくる進めると、いくつも分かれ道が出てくる。
大学入試。
就職試験。
○○部長、着任。
あの人とはウマがあわなかった。
サラリーマン生活の分かれ目だったな。

結婚・・・。
あの人は今?

さて、若草鹿之助商店巻物自分史の特徴は、余白が多いことだ。
5メートルは空白です。
豪華自分史を桐箱に入れて喜んでる場合じゃない。
どうする!?あと5メートル!

もちろん、若草鹿之助商店の自分史用巻物は、左巻きですので御安心ください。