9月3日の発表会をひかえ、昨日最後のチェック。
教室に行くと、受付の青年が大声で呼んだ。
「若草さん!」
「はい」
「3日の発表会ですけどね、えらいことですワ。電話があったんですよ!」
「え?」
「女の人から電話があったんです!『若草さんの出番は何時ごろですか』って。若草さんってすごいんですね〜!ファンがいるんですねー。びっくりしました」
「追っかけが多くて困っちゃってるのサ」
「困っちゃってるのサって、だいじょうぶですか。電話一本かかったくらいで江戸っ子になって。顔面紅潮してますよ。息も荒くなって。椅子にかけたほうがいいんじゃないですか」
「み、水ちょーだい」
「世話の焼ける人やなー。電話の女性、誰か心当たりあるんですか」
「多いからなー。リンダ、ベティ、ローズ、リリー、ビビアン・・・」
「誰やねん!」
私の出番、「10番街の殺人」は1時。
トップバッターです。
まず私たちでお客様の心をわしづかみにしようというヤマハの心憎い戦略である。
2曲目は、若者達がロック史上に輝く不滅の名曲「スモーク・オン・ザ・ウオーター」をやる。
名曲が終わって客の気がゆるんだところで、3曲目、Y森さんの「悲しき願い」。
全国のY森さんファンの皆様、お待たせしました。
ひょっとすると9月4日から一週間ほど、Y森さんネタが続くかもしれません。
お断りしておきますが、私は、Y森さんをネタにあることないこと面白おかしく嘘八百をならべたてようという気はさらさらないので、ただ皆様にご報告すべきこと、お知らせせねばならぬような事態が、遺憾ながら、心ならずも発生した場合には、心を鬼にして、事実に即して逐一この場でご報告するというこれまでの姿勢を堅持していきたいと思っているのである。
さて、ウワサの小学生ギタリストは最後に出る。
つまり、ギタリストとしては私が最初で小学生が最後なのであるが、これは私が前座で小学生がトリということではない。
と思います。
気になる方は、ヤマハアミューズ西大寺発表会番付編成会議まで往復はがきで問い合わせてください。