若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

快進撃!

9月に出版した私のデビュー作、『今日はラッキー!』の売れ行きが好調である。

インターネットは便利なものだ。
「アマゾン」で、出版社別のベストセラーランキングを見ることができる。

私は、「ブイツーソリューション」という出版社から出した。
「売れている本順」というので検索すると順位がわかる。

出版社ごとのランキングだから、新潮社など大きな出版社だと、一万何千冊中の何位ということになる。

ブイツーソリューションは小さな出版社だから点数も少なく、全部で210冊である。
一週間ほど前に見たら、『今日はラッキー!』は、なんと、初登場210位であった。
出たとこだからしかたがない。

その後どうなったかと思って、今日見て驚いた。
201位になっているではないか!
赤丸急上昇!
ごぼう抜きでヒットチャートをかけのぼっている。

これまで確認できただけで3冊売れているので、ひょっとすると全部で5冊ほど売れているかもしれない。
3冊〜5冊で201位となると、202位〜210位の部数が気になるところである。

いずれにせよ、予想を上回る順調なすべり出しといえる。
1冊売れると、私には750円入ってくるはずである。
念を押したわけではないが、たしかそういう話だった。

3冊とすると、2250円。
振り込み手数料を引くと、1620円か。
記念になにか買おう。

もっとも、本を売って金をかせいだのはこれが初めてではなく、これまで何度も古本屋に本を売った。
記憶に残っているのは、大学の時、『世界の名著:プラトン』を買ってすぐ古本屋に売りに行ったときのことだ。

古本屋のおやじは、真新しい『世界の名著:プラトン』を手にとって、ニヤニヤ笑いながら、「読んでないね。読んでから売らなきゃだめだよ」といった。

大きなお世話だと思ったが、いい値段で買ってくれたので、おやじには好感を持った。

その、『世界の名著:プラトン』は、私が別の古本屋で買った本だった。
さすがプラトン、回転がはやい。

『今日はラッキー!』を買ってくれた人には、あの古本屋のおやじに感じたのと同じくらいの好感を持つことはまちがいない。

この怒涛の出足から行くと、100部完売は時間の問題だ。
さあ、1620円で記念の品を買って、100部完売したら、どんちゃん騒ぎだ。(^o^)丿