若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

七夕

今日は「七夕」だ。
たなぼた」ではない。

似ているようだが、ちがう。
たなぼた」は、棚からぼたっと落ちてくることだ。
「たなばた」は、棚からばたっと落ちてくることではない。

「棚ぼた」とは、予期せぬ突然の幸運が舞い込むことだ。
農家の人が、農協の懸賞に当たって耕運機を手に入れるみたいなものだ。
幸運が舞い込むと言ってもいいし、耕運機が舞い込むと言ってもいい。
幸運が耕運機に乗ってやって来たと言ってもいい。
当たった人の自由だ。

この農家の田んぼが棚田だったら、「これがホントの棚田ぼたです」と言ってもいいが、まあ、言わない方がいいだろう。

何の話か。
たなぼた」だ。

「棚からぼたっと落ちてくる」のが、なぜ「幸運」につながるのか。
私は、危ないと思う。
「棚ぼた」は、予期せぬ災難に見舞われる意味である方が、納得できる。

「とんだ『棚ぼた』でしたねー」
「いやあ、これからは気をつけるようにします」

このほうが自然だ。

今夜は七夕だ。
「棚ぼた」の意味について皆で考えてみましょう。