若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

テネシーワルツ

なつかしい曲だ。

この曲にまつわる思い出があるわけではないのに、なつかしい。
心の「なつかしさ」の部分を刺激するメロディなのだろう。
あるいは、こういうメロディを聞くとなつかしさがこみ上げるように教育されたのかもしれない。
アフリカのジャングルに住んでいる人も、「テネシーワルツ」にぐっと来るのだろうか。

パティ・ペイジが歌っているビデオを見る。
1955年のアメリカのテレビ番組だ。
豊かで、清潔で、明るく、知的な感じがする。
日本人をはじめ、世界中の多くの人がこのアメリカにあこがれたのは当然だと思う。

インターネットで知り合ったSさんが、いろんな「テネシーワルツ」をCDに入れて送ってくださった。「親切」を通り越したありがたさであるが、著作権というのは難しそうなので、お名前は出さないでおく。

美空ひばりの「テネシーワルツ」
非常にいいと思った。堂々たるもんである。

石川さゆり
若いころの歌なのか、かわいい。
ちょっと楽しそうに歌いすぎかな。

ラトルスネーク・アニーという女性歌手の「テネシーワルツ」もしみじみとしてよかった。
この人の名前が、「ガラガラヘビのアニー」というのは、いったいどういうのだろうか。歌はすてきだけど、恐ろしい人なのか。

最近では、綾戸智絵さんの「テネシーワルツ」をテレビで聞いた。
「う〜む・・・」という感じだ。
昔、金子ゆかりさんというシャンソン歌手の歌を聞いたとき、同じように感じた。
「個性的」という評価のようだが、なんか違うように思う。
好き嫌いに理屈を言っても仕方がないが、「個性」がにじみ出ているというより、極端なことをしているという感じだろうか。
ジャズやシャンソンの「型」の一部を拡大強調した感じなので、受け入れる人は熱狂的に受け入れるのではないだろうか。

「おまけ」として、「チャルメラそば屋」という曲も入っていた。
これが楽しい。
占領軍のアメリカ兵が日本の「シナそば」を面白がって、チャルメラをバイオリンにしてカントリー風の曲にしている。
それを16歳の美空ひばりが歌っている。
「♪みなさんおそばはいかが。おなじみチャルメラ娘」というような、カンペキ私好みの曲だ。
名曲中の名曲と断言する。

Sさんに感謝感激である。