若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

熟年イナゴライダー

今日は家で、発表会で演奏する「175R(イナゴライダー)」の「空に唄えば」を練習。

自分で作った打ち込みのリズムに合わせてギターを弾いていると、家内がやって来て歌いだした。
家内もこの曲が結構気に入っているのである。
ライブビデオで、熱唱するボーカルの「ショーゴ」見て、「可愛いね〜」と目を細めている。

教室でのボーカルは中一のボクちゃん、家では嫁さん。
変化があってよろしい。

家内は、曲のスピードには乗り切れていない。
猛練習が必要だ。

青春パンクロックの名曲「空に唄えば」を作詞作曲した「ショーゴ」も、この曲を熟年夫婦が、夫のギター妻のボーカルという夫唱婦随じゃなかった婦唱夫随でぶちかましているとは想像もしていないだろう。
許せ、ショーゴ

発表会で、この曲の私の介護役になる好青年N君は、プロを目指しているようだ。
先日話をしていたら、「メジャーデビューするには事務所に所属して・・・」というような話をしていた。

その話を聞いて、「ロックに潜むビッグマネー」という本を思い出した。
世界的ロックバンド「メガデス」のベーシスト、デイヴ・エレフソンが自分の成功体験をもとに、メジャーデビューを目指す若いミュージシャンのために「音楽ビジネス」について書いた本だ。

メジャーデビューを目指す若いミュージシャンの一人として興味深く読んだ。

アメリカでは、バンドが事務所に所属するのではなくて、バンドがマネージャーや弁護士を雇って、自分たちを売り出すために働いてもらうようだ。
アメリカでは、バンド活動するというのは、会社を設立するみたいなものなのだろう。
日本では、サラリーマンになるのに近いようだ。

社会の仕組みがちがうのだ。

四十年ほど前、アメリカの14、5歳の女性歌手が日本に来たことがある。
名前は忘れたが、新聞の記事を覚えている。
この歌手が、あるテレビ局で、「歌って」と言われたとき、「マネージャーを呼んで欲しい。お金をもらえないかもしれないから勝手に歌ってはいけないと言われている」と言ったそうだ。

今も昔も、アメリカ、日本を問わず、芸能界で生きていくにはそれくらいでないとだめなのだろう。

デイブ・エレフソンは、「ツアーは地獄だ」と書いていた。
レストランの「日替わりスープ」は、昨日の残り物の寄せ集めだから要注意だそうだ。

私はツアーはやめておこう。