若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ウイーン少年イナゴライダー

今日はヤマハの発表会のリハーサル。

私は3曲やる。
最初は、Y森さんがリーダーの西洋ナツメロシリーズバンドで「悲しき街角」
Y森さんの歌がいつになく全然ずれなかったので本番が心配だ。
指導の先生は、「いいでしょう」の連発で、あっさりOK。

2曲目は、私の本命「ホテル・カリフォルニア
介護ギタリスト役のT君に、地味で正確さを要する部分を全部押し付けた。
私はいいとこ取りである。
要介護ギタリストという立場をフルに活用させていただいた。

1回目の練習で、私の悪い癖が出た。
ソロの部分で入りそこなって、長いギターソロの間中ボーっと立っていたのだ。
途中からでも弾けるようになる必要がある。

指導の先生に、「固まってましたネ」と言われた。
固まってました。

最後が青春のパンクロック、175R(イナゴライダー)の「空に唄えば」
ボーカルが中学生の男の子と聞いていたのに、やってきたのはどう見ても小学生だ。
おまけに、おばあちゃんがついて来ている。
聞くと、やはり中学一年生だと言う。
小学生にしか見えない実に可愛らしい男の子だ。

おばあちゃんが、「センセ、歌いだしのとこ、合図したってください」

歌はしっかり可愛く歌った。
ボーイソプラノ、天使の歌声、ウイーン少年イナゴライダーだ。

この曲は、CDを聞くと最後のところで、皆で声を合わせて叫んでいる。
そこで私はメンバーに、「CDみたいに、皆で叫ぶからな。わかったな」と偉そうに指示した。
そして、中学生に、「最後、飛べ!やってみ!」と指示した。

指導の先生は、偉そうに指示する私を、しゃーないおっさんやなー、という感じで苦笑してみておられた。

この曲のギターソロは、もう一人の介護ギタリストN君が弾く。
私は、ギターソロがあるときは、出来るだけ控え目に目立たないようにしているが、ギターソロがなかったら強いもんだ。
言いたい放題だ。

それにしても、二人の介護ギタリストT君とN君は、実によく出来た好青年だ。
これまでも私は介護役に恵まれてきたが、今回もありがたいことだ。
私の言いたい放題したいほうだいに見えるかもしれんが、そうではなくて、周囲に心優しい若者が集まるのである。

楽しい一日であった。
発表会でいつも思うことだが、リハーサルだけで本番なしと言うのが私の理想だ。