今夜、丑之助君の主催で「バファローズ復活祈願ライブ」というわけのわからんイベントがある。
この期に及んで、近鉄か大阪か知らんがバファローズを復活させたいというような人がいるのだろうかとは思うが、私はギターが弾けさえすればいいので関係のない話だ。
3曲やる。
爆音でいい感じの曲だ。
ボーカルはもちろん丑之助君。
彼は、破滅的と言って悪ければ破壊的なボーカルだ。
私がギターを担当しているオールディーズバンドのボーカルのY森さんも、色合いは違うが破壊的とも破滅的ともいえる。
ヤマハでよくコンビを組む若者、ヘビーメタルヨーデルの旗手K君も破滅的であり破壊的でもある。
こういう人たちとコンビを組んでいる私は、ギタリストとしてボーカルに恵まれているといえるだろう。
今回いっしょにやるのは、ドラムが初顔合わせの亀之助君。
20歳という若さだが、ヤマハ音楽院卒のバリバリで、どういう手違いがあったのか知らないが、私とやることになった。
ベースは、オールディーズバンドでもいっしょの黒之助君。
私の介護役のギターはおなじみの松之助君。
何回もいっしょにやっているので、おまかせ、という感じで気楽でよろしい。
真面目な若者なので最初に、「今回のギターはどういう分担で?」と聞いてきた。
私のソロがうまく聞こえるように適当に弾いてほしいと指示した。
初代介護役のセンベー君から私を押し付けられた当初は戸惑いもあったようだが、すでに何度もステージを共にしてツーカーである。
先日、スタジオであわせたときも、指示通りうまくやってくれた。
分担からいくと私が弾くはずの、地味ではあるが機械的な正確さを要求される部分があって、ここは松之助君に頼んだ方が無難かなと思っていたのだが、何も言わないのにさっさと弾いてくれた。
あたまよろしい。
立派な介護役だ。
3曲で15分ほどだが、丑之助君は私たちのために1時間取っている。
何をするつもりか不安を抱えつつ行って来ます。