若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

ライブ

きのうは、ヤマハボーカル科を代表するハードロックボーカル、地獄の狂獣、K原君のバンドのライブ。

尊師にとって、心配な生徒は数多い。
というか、ヤマハで心配な生徒の大半が、尊師の下に集まっている、というか、収容されているといっていい。

Y森さん、どて君、U山さん、K原君など、多士済々である。
私がその中に入るかどうか、微妙なとこだと思う。

きのうのライブには、ヤマハを代表する熟女、U山さんといっしょに行った。
U山さんは、何が出ても驚かない。
私から見れば、身もだえしながら絶叫するK原君は、地獄の狂獣だが、U山さんにとっては、キャンキャンないている子犬みたいなもんだろう。

梅田のライブ会場には若者たちが詰め掛けていた。
K原君たちの、ひとつ前のバンドは、凄まじかった。
凶悪ヘビーメタルという感じで、爆音、スピード感満点。
頭の激しい振りも久々に見る。

動きも激しいので、何度もマイクを倒す。
ライブハウス側も慣れていると見えて、倒れそうになるとすぐスタッフが飛んで出て、マイクをぱっと支えるのがおもしろかった。

いいバンドだけど、ボーカルが、このバンドにしては可愛らしすぎるなと思っていたら、その子が、「ボーカルが劣るといわれ続けてきましたが・・・」といったので、いっそうかわいいと思った。

人気のあるバンドのようで、彼らが終わると客はほとんどいなくなった。

私とU山さん、K原君の両親と妹、その他チラホラというところか。
バンドと聞いていたが、現れたのは、K原君と、一見普通のサラリーマン風の男の二人だけであった。

K原君は、エレキギターを弾きながら歌ったのだが、これはちょっとつらそうだった。
思うように絶叫できない。
それを補うかのように、ギターの調整がうまくできてなくて、最初から最後まで、ピーピーキーキー耳障りな音が漏れ続けていた。
K原君の絶叫を取るか、ギターのノイズを取るか、好みの分かれるところだ。

私は、ステージ前面に陣取って、写真をとりまくった。
長髪を振り乱して、身体をよじる姿は、絵になる。
音さえ聞かなければ一人前というところは、私に似ている。

毎回ビデオを撮っているご両親は、どういうわけかビデオなし。
たった一人だけ、お父さんが、ステージの真下、かぶりつきで、K原君をじ〜〜〜〜っと、身じろぎもせず見続けていたのが印象的であった。