若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

発表会

今回は三曲。
一曲めは、高校二年生のK君が歌う「ゆず」の曲で、アコースティックギターで伴奏をした。ハーモニカがややや君という、青春の歌らしくないメンバーだ。
曲名、忘れました。

なんと、トップバッターである。客が入る前からステージで待機していたが、これが最初の発表会であるK君が非常に緊張しているのがわかる。緊張をほぐすため色々話しかけた。私は、ギターソロがないときは緊張しない。

開演の11時半、K君が、「トイレに行ってきていいですか」
高校生、かわいい。元気よく歌った。
続いて二曲目。
高校一年生のO君がリードギターを弾く「スモークオンザウオーター」で、これも伴奏なので緊張しない。
O君も初めての発表会なので顔が青ざめていたが、私が四年前の発表会でこけたソロを無難にこなした。O君は16歳だから、私は彼が生まれてすぐからギターを習っていることになる。

終了後色々話す。ギターの話をしていてO君が、何度も「ひがんだ音」というので、どんな音だろうかと首をひねった。
わかった!
「歪んだ音」のことだな。
「ひがんだ音じゃなくて、ひずんだ音」と言ったら、青い顔が赤くなった。
高校生、かわいい。

K君のおじいさんが徳島にいるというので、「おじいさんていくつくらい?」と聞いたら、「若草さんくらいだと思います」
高校生、かわいくない。

今回は、あのY森さんが出演しない。それなら何事もなく進行するだろうと思うのは素人の浅はかさである。なぜか尊師のもとには怪しげな生徒が集まる。たぶんヤマハで「指導困難者」を尊師のもとに送り込んでいるのだろう。

ハワイアンの人たちが大勢出た。70代と思える女性たちが髪にハイビスカスの飾りをつけて強烈なムームーで登場したときは、往年の大阪漫才の人気者ミス・ハワイさんを思い浮かべたが、それで驚くのはまだ早かった。

「ウナセラディトウキョウ」を歌うUさんが登場した時は思わず声をあげてしまった。彼女は、いつになく大胆華麗な虹色のロングドレスを身にまとい、輝くスパンコールにジャラジャラと金銀珊瑚のまがい物をぶら下げ、一見したところ孔雀の身体にクリスマス用の電飾を巻きつけたような雰囲気でステージに立った姿は、歌謡界の女王誕生!二代目淡谷のり子襲名披露、という感じであった。
歌もその雰囲気に負けない歌唱であった。