若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

アタマ悪い

自分で頭が悪いと思うことは、ほとんどない。
なぬ?それが、頭の悪いシルシ
ほっといてちょーだい。

「音楽アタマ」は悪いと思う。
ギターを習い出して、つくづく思う。

きのうはギターのレッスン。
今練習している曲のイントロのギターが、CDで聞くのと、自分の演奏を録音したのとでは、なんかちがう。
一音ずつ、ゆっくり弾く部分なので、難しくはない。
難しくはないが、微妙に違う。
プロのギタリストと、私のウデのちがいか。
それなら、あきらめるほかない。

きのう、尊師に相談。
まず私が演奏。
次に原曲。

「さあ、どうちがうんでしょうね」
鳴った瞬間、尊師にっこり、というより、失笑かな。
「スタッカートです」

なるほど!
いわれてみれば。(ーー;)
原曲は、「タ・タ・タ・タ・ター」である。
私は、「ター・ター・ター・ター・ター」と弾いてた。

感じがちがうはずですよ。
これが自分でわからないというのが、アタマ悪いんですね。

音感、リズム感とも悪く、音楽的センスがないと思う。
ギターを習い始めたころ、中学二年生三人といっしょだった。
今や、彼らも、三十二、三歳になってますな。

簡単な練習曲を一人ずつ弾いたとき、そのうちの一人が、なんかいい感じだと思った。
尊師はその子に、「キミはセンスあるわ。うまくなるよ」と声をかけた。
簡単な曲でも、わかるもんですね。
受験で、すぐやめてしまったけど、エレキギターはどうしたかな。

中学生三人は、同じ町立中学の友達だった。
修学旅行から帰ってきたとき、「若草さんにお土産買おうと思ってたのに、忘れました」といった。
そういってくれるだけでもかわいいと思った。

一人は、ハンドボール部員だった。
町の、中学対抗スポーツ大会があった。
どうだったかと聞いたら、「優勝しました」といった。
「優勝!すごいな!」
「いや、べつに」
「いや、優勝は立派なもんや!」
「中学、ふたつだけなんで」

中学生たちと、「ボウイ」というグループの「ビー・ブルー」とかいう曲を練習したことがある。
習い出して二、三ヶ月で弾けるのか。
尊師の黒魔術で、弾けるようになるというか、弾いたことになるというか、まあ、なんとかなる。

まず曲のスピードを落とす。
どんどん落とす。
弾ける速度まで落とす。

ボーカルの若者が、「歌いにくいっす」とぼやいてたのを思い出す。