若草鹿之助の「今日はラッキー!」

日記です。孫観察、油絵、乗馬、おもしろくない映画の紹介など

スポーツ関連

この一週間、Yさんにつき合わされている間に、スポーツの世界でもいろいろなことがあった。

大リーグ関係では、野茂投手が二百勝、イチロー選手が千本安打という、野球にたいして興味のない私にとっては、そーですか、というニュース。
数字というのはいい加減なもので、「二百」も「千」も、きりがいいと感じるのは、十進法の世界なればこそだ。
「十二進法」だとこうはいかない。

「野茂さん!144勝、おめでとうございます」
「ありがとうございます。たしかに144勝というのはきりのいい数字ですが、ボクにとっては通過点に過ぎないんで・・・」
「次は288勝!期待してます!」

陸上では、100メートルで世界新記録が出た。
これまでの記録、9秒78を0,01秒上回る、9秒77の大記録が出たそうだ。(数字はうろ覚えです)
世界記録を出した人は、インタビューに答えて、「人間の走る速度には限りがないということを証明できたと思う」と胸を張ったそうだ。

そうですか。
人間は、百メートルを十秒前後で走れるということにかわりはないと思いますが。
この人の前の世界記録保持者が気の毒だ。
世界短距離界の第一人者であったのに、その座からみじめに追われてしまったのだ。

今度の人のほうが速く走ったといえるのか。
数字上はそのように見えるが、どうも納得できない。
今回の新記録の人が、「オレオレ詐欺」グループの一員のような気さえする。

この人は何度も故障に泣かされているようだ。
スポーツは身体に悪いといういい例だ。

JR西日本の垣内社長は、国際陸連に対して「スピード至上主義」を改めるよう申し入れた。
国際陸連内部でも、短距離走でのスピー争いの限界は以前から指摘され、いずれ行き詰るものと危機感を抱いていた。
現在、百メートル走の「採点競技化」が検討されている。

スピードを競わず、百メートル走りながら、歌ったり踊ったりして、審査員が採点するというものだ。
世界的にスピードや量を競うこれまでの行き方が行き詰まりを見せ、「スローライフ」が叫ばれる中、IOCもこの方式に関心を示し、いずれ、陸上、水泳のすべての競技、重量挙げ、砲丸投げ棒高跳び、マラソンなどを、「歌って踊る」方式に統一しようという動きが活発化している。

これを受けて、徳島の阿波踊り連盟では、オリンピック百メートル走金メダルを目指す取り組みを始め、注目されている。